おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
医療機関に40年も関わっていますと、勤務ドクターの中で開業して上手くいく方と上手くいかない方がある程度は見分けられる様になります。
理由は「ドクターの性格タイプ」「リスクをどれだけ取れるか」と「現在の技術力と臨床応用力」「姿勢」「スタッフからの信頼度」を見れば経営者として院長としてやっていけるのかをイメージできるからです。
何をすれば院長に認められて収入が増えるのか?を理解して行動できない人は「今の医院で評価されて収入を増やす」のではなく、給料面での待遇が良くて勉強会の休みが取り易い、研修費の補助がある医院を求めて転院していく。
このサラリーマン的な姿勢が「開業しても上手くいかない」事に繋がると感じています。
また、技術研修に長く通っていても日常での臨床で積極的に使うことが出来ない「完璧主義」の方も開業には向かないと思います。
これからの10年で全国の歯科医療機関は大幅に減少して歯科医療が届かない地域が増えていきますので(国の政策の失敗)、地域医療を守っていただける院長が増えて欲しいと私は願っています。
だから、開業を考えられる勤務ドクターは勤務医時代に先ずは経営的な成果を出せる様になって頂きたいのです。
このことは勤務医志向のドクターも同じです。
勤務ドクターとしての評価を上げられなければ年収が増えないのは同じですので、ご自分の勤務ドクターとしてのキャリアプランをしっかりとお考えください。これからは開業だけが選択肢ではなくなっていきますので、ご自分の価値をどうやって高めるのかをお考えくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00