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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院に歯科衛生専用ユニットはあるか?  [2023年05月19日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の歯科衛生士不足は深刻で、需要に供給が追いつかない状況です。
そしてこれから歯科衛生士の需要は歯科医院以外にも拡がり活躍の場はどんどん拡がっていく。
だから歯科医院の歯科衛生士採用は益々厳しくなっていくのです。
 
 
 
 
歯科衛生士会が令和2年に発表した歯科衛生士の専用ユニットがある歯科医院は全体の34%に止まっている。
多分、ドクターの治療の前後に歯科衛生士が患者と関り・・・というやり方で歯周治療の点数を算定しているのだろうと思います。
 
歯科衛生士専用ユニットが34%に止まっていることはまだユニット3台の歯科医院の比率が高いこととも関係していて、ユニット3台の歯科医院が歯科衛生士の採用に苦戦しておられることも専用ユニットがある歯科医院の割合が低いことに繋がっているのかもしれません。
 
 
 
 
歯科医院に歯科衛生士の専用ユニットがあり、学校卒業後も学びを続けながら予約枠に入る担当患者に責任を持って向きう環境がある医院が増えることが、これからの歯科医療にとって重要だと私は考えています。
その環境がまだまだ少ないことが歯科衛生士の活躍の幅を狭め、生涯患者と関わっていきたいと考える歯科衛生士の人数を減らしている気がしているのです。
 
 
近年では開業時のユニット台数(拡張可能分も含む)は増える傾向にあり、歯周治療後の定期管理を重視される院長も増えている。
しかし就業歯科衛生士数はまだまだ不足していて簡単には歯科衛生士ユニットを増やせないというジレンマから抜け出せていないのです。
 
 
そしていまだに前に勤務していた歯科医院では歯科衛生士業務をさせてもらえなかったという人が転職市場に出てきます。これからの時代は歯科衛生士という職種を輝かせることが院長として必要不可欠であるにも関わらずです。
 
 
 
 
歯科衛生士の求人数が増え、歯科衛生士学校の定員数が増えているのにも関わらず就業する歯科衛生士数は思う様には増えていない(毎年の新規就業者の半分位しかキャリアを継続していない)。
そして新卒の歯科衛生士が「成長し活躍できる環境がある歯科医院で働きたい」と願っていたとしても地域によっては採用制限が存在する。
 
若い人がどんどん減っていき、雇用環境も整備され働き甲斐のある業界が登場してくる中で、この状態を続けて歯科衛生士として輝きたいと歯科衛生士学校に入学してくる人が増えるとは思えない。
 
 
 
歯科衛生士ひとり一人がが描ける未来は魅力的で輝いているか?
歯科医院の院長は歯科衛生士のキャリアプランをどう魅力的にしようとしているのか?
 
 
全国の院長が、
・歯科衛生士専用ユニットを増やし
・歯科衛生士の成長環境を院内に築き
・歯科衛生衛生士が院内で輝くキャリアプランを提案し
・ライフイベントを乗越えて働ける環境を整備し使命感を持って働く歯科衛生士を増やしていく
 
そこに全力で取り組まなければ減っていくパイを全国の歯科医院で奪い合う構図は今後も変わらない。
 
そう思うのです。
 
 
 
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