おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院を経営していく上で必要なのは院長とスタッフが目線を合わせて同じ目標に向かうことです。
しかし、開業されてから最初の1~3年は経営を軌道にのせることで精いっぱいであり、理想はあるけど中々取り組む余裕がない場合が多いのではないでしょうか。
マズローの欲求5階層説の様に、院長も経営者としての生存安全などの欲求が満たされるタイミングに合わせて先輩の医院の様に医院の歯科医療の質を高めたいという思いが少しづつ強くなっていきます。
そして、その時にこそスタッフと共有するべき目標が必要になるのです。
ではここでスタッフに伝えるべき目標を明確にする為に質問してみますね。
まず、
①現在、医院に来院してくれる患者のうちで理想の関りができている患者を一人上げてください。
②その患者との関わり方の何が理想なのでしょうか?具体的に書き出してください。
③では、その患者は先生の医院の何が気に入って通い続けてくれているのでしょうか?
④その患者が更に喜んでくれる為のプランを考えてみてください。
経営理念とかを考える前に「誰と付合って誰を幸せにしたいのか?」を考えて、その人を更に幸せにするために全力で取り組む。
それもスタッフを巻き込んで一緒に作戦会議をして実行するのです。
そして選んだ患者におこなった事を同じようなカテゴリーに入るすべての患者に実行していく。
あとはそれをホームページや院内チラシに載せるだけです。
大切にしたい一人を選んでその人のニーズに応えようとすると、だんだんエッジが立った医院になっていきます。
経営的に不安な時期は「急患も定期管理患者もみんな大切にしたい」と考えがちですが、それでは上手くいかないのです。
「誰」を明確にするとスタッフにも患者にも院長のメッセージが伝わり易くなり、同じ価値観を持つ患者やスタッフが集まるようになります。
最終的に総合歯科医院を目指すにしても最初から多方面の品質を磨いてブランド化できる院長は限られる。
だから、経営資源を集中的に投下する為に上記の質問に答えられる必要があるのです。
さて、先生が浮かんだ患者の名前は??
どうやれば喜んでくれるのでしょうか?
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:マーケティング、ブランディング
Posted at 06:00