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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長が身につけるべき経営スキル  収益性の向上  [2022年12月14日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私がこれからの歯科医院経営で一番重要だと考えているのが「収益性の向上」です。
 
これから医院経営のコストが上昇していきますので、収益性を高めないと残るお金が減っていくからです。
 
コストが増える要因を上げると、
 
・長期雇用による人件費の増加
・採用費の増加
・採用競争による人件費の高騰(既存のスタッフも上げる必要がある)
・物価上昇による賃金アップ
・材料費の高騰
・外注費の一部が値上げ
・水道光熱費の値上げ
・広告費の増加
・法定福利費の増加
・増税
・医療機器や設備の購入価格が上昇
・金利負担の増加懸念
 
等です。
 
 
そしてこの影響は地方よりも大都市部の方が高くなる。
全国一律の診療報酬体系であるにも関わらずです。
 
じゃあ、そのコストに見合った収益を得られる治療コンテンツを扱って地域の需要を取ることが出来ているのか?を先ずはお考えください。
 
 
保険のう蝕治療の採算性が悪くなっていく状況において、その収益性の悪さをカバーできる治療コンテンツと収益構造を先生が構築出来ていなければスタッフの賃上げも長期雇用も歯科医療のデジタル化への対応も、先生が理想とされる治療設備の導入も出来なくなっていくのです。
 
 
2024年には日本の保険医療制度の未来を占う診療報酬改定と次期医療計画などのスタートが待っている。
明確に言えるのは、その改定でバラ色の方針が打ち出されることだけはあり得ないということです。
 
そして2030年に向けた医療のデジタル化も着実に進んでいる。
一見、歯科医療にはあまり関係がないと思われがちなオンライン診療の強化、リフィル処方なども将来に爆発的に進むデジタル化への環境整備なのです。
 
 
しかし、デジタル化によって歯科医院経営の二極化は更に拡大すると私は考えています。
小規模零細な歯科医院ではデジタル化の流れに経営の体力的についていけませんし、設備投資などのコストをカバーする収益を作れない歯科医院も競争優位を作れずに脱落していくからです。
 
 
そうそう間違えない様に書いておきますが、「収益性の向上」は、どういう戦略をとれば収益性が向上するのかを考えて実行するということです。
いま使っている経費を見直すという話ではありませんので気をつけてくださいね。
 
 
 
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