おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
先生の医院では今日、どんな学びやトレーニングが用意されていますか?
例えば野球選手が一流になるために基礎体力や基礎技術、応用技術、科学的なトレーニング、数値による見える化が必要である様に、歯科医院も大きな組織を作る為には先ず基礎を・・・と言いたいところですが、歯科医院の場合は現実的には走りながら基礎部分を鍛えていくことが不可欠です。
「101%の法則」はご存じだと思いますが、毎日101%の成長を365日続けたら1年後には37倍の成長を得られ、99%で働けば0.03倍分の能力が失われていく・・・。
しかし、この101%を仕組化できている歯科医院はとても少ないのです。
何故なら、歯科医院で101%を仕組化するには物凄く手間がかかるから。
だからこそ、101%の成長を仕組化できた歯科医院に他の医院は追いつくことが出来ません。
では、101%成長の仕組みを構築した医院がなぜ経営的に上手くいくのかといえば、スポーツ選手と同じで能力が上がれば結果を出せる様になるからです(プロ野球選手も自主トレ、キャンプ、シーズン中の練習がありますよね)。
一方、成長の仕組みを構築してこなかった医院(99%医院)では、新しい治療コンテンツを導入しても、院長やスタッフにはそれを活かす力がついていない。
だから機器の操作や教わった通りのオペレーションを実行できてもソフト面を充実させて患者に価値を伝えることが出来ないので収益には繋がらない。
「診断」と「治療」に役立つだけで納得していてはコストの負担ばかりが増していくのです。
モデリングした医院では経営的な結果を出せていても、99%医院では同じ治療コンテンツとオペレーションを導入しても同じ成果が出せない。
いわゆる「オーバースペック」となり投資を無駄にするのです。
まずは人への投資が大切だと思うのですが・・・
また、歯科医院の土台を作ってきていない状態で新たな治療コンテンツを導入していくとスタッフが疲弊し、最悪の場合には退職の連鎖に繋がります。
ちなみに101%の成長では、技術面だけでなく体力面やメンタル面の成長も揃っていなければなりません。
院長から見れば101%であってもスタッフからみたら200%の成長負荷に見えることもありますので、成長負荷のかけ方にも工夫が必要なのです。
院長が組織を大きくしたいのなら走りながらも土台をしっかり作っていく。
建築でもしっかりした基礎がなければ高い建物は建てられないのと同じです。
理想ばかりを追いかけて土台づくりを怠っていれば足元から崩れることになるのです。
Posted at 05:00