おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
先生は学生の頃にスポーツはされていたでしょうか?
もし、されていたのなら成長はどうやって測定されていたのでしょうか?
例えば走り幅跳びの高校生男子の平均は6~7mです。
もし、先生の記録が5mだったとしたら、あと1m伸ばす為に何をするのかを考えなければならないのです。
そうです。歯科医院でスタッフや勤務ドクターが成長する為には「基準となる時間」が必要なのです。
人は基準となる時間が合って初めて工夫を始める。
手の早さは人による差が大きいですが、手が遅くても継続的に練習を続けていれば徐々に質を落とさずに早くできる様になるのです。
逆に言えば15分でできることを30分かけてやっていれば、いつの間にか30分でしか出来なくなるのです。
そして、30分でやる人の方が質が低い場合もある。
だから、スタッフが成長する為には日常的に適正な成長負荷がかかる取り組みが必要になる。
その取組みにおいての成長度を測定する指標の一つが「基準時間」なのです。
例えば「フラッシュ暗算」なんかはどうして出来る様になるのか私には不思議でしょうがないですが、「目指さないとたどり着かない」の法則通り、「やれるようになりたい」と思ってトレーニングをした人がやれるようになるのです。
歯科医院も同じで、医院と個人の目標が数字で決まっていなければ自分のやり易い方法でしかやらない。
早くそして正確に出来る様になる為には「早くやれるやり方を学んで、自分の間違ったやり方を改めなければならない」。
そう考えることで初めて成長への道を進むことができるのです。
成果を出す為の正しいやりかたではなく、自分のやり易さで仕事をする人は成長しません。
「守・破・離」の言葉通り、最初は正しいやり方で基準時間内に出来る様になる。自分のやり方をプラスして良いのは「守」の領域を突破した人だけなのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00