おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が39年間で出会ってきた院長には様々なタイプの方がおられます。
そして、歯科医院を発展させられる院長に共通するのは「失敗してもまたチャレンジする」という姿勢なのです。
何故、失敗してもまたチャレンジすることが大切なのかを先日、スタンフォード大学講師で心理学者でもあるケリー・マクゴニガル氏の書籍(※)から新人スタッフに話しました。
※「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」ケリー・マクゴニガル著
それは、ストレスに対しての反応には3つあり一つ目は「チャレンジ反応」で二つ目は「闘争逃走反応」です。
前者は失敗が自分の経験となりそれを糧に成功にたどり着きますが、後者は失敗によって社会的自尊感情を下げてしまい、失敗の原因は周りの人や環境にあると最後は責任転嫁してしまうのです。
そして、このストレス反応の脳回路は固定化しやすいのです。
目の前の問題や課題から逃げる人は同じ様なことが起こっても逃げてしまう事が多いですし、失敗する事例を早くつぶして成功する方法を見つけようと考える人はへこたれずに成功にたどり着くのです。
歯科医院の院長もこのどちらのタイプなのかでどんな歯科医院をつくれるのかがある程度は見えてくる。
ちなみに「闘争逃走反応」は自分の意志によって「チャレンジ反応」に変えることが可能です。
先生はどちらのタイプでしょうか?
時代が大きく変化していくなかで変化できない者は取り残されていきます。
勇気をもってチャレンジできない院長はスタッフマネジメントでも経営でも上手くいかなくなっていく。
最近、「今の時代は攻めることによってしか乗り越えられないなぁ」と考える様になってきました。
経営環境の変化や日本経済の現状をみていて中規模以上の歯科医院だけでなく小規模零細歯科医院でも「守りでは無理」だと感じたからです。
まだまだ「日本は先進国だ」と夢の中にいる人は多いと思いますが、国の借金が1241兆円に膨れ上がったいま、スタグフレーションが本格化すればかなり厳しい現実が待っている。
そう思うのです。
Posted at 05:00