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◆歯科医院経営ブログ

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100点を目指す歯科の院長が失敗する理由  [2022年05月12日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
院長は日常診療だけでなく夜のカルテチェックや経営的な課題の解決、各種事務処理などお忙しいと思います。
 
大きな組織になっていけば役割分担が進み院長は経営者にしかできない役割の割合が増えていくのですが、これも院長によって差が大きい。
 
例えば院長が担当していた役割で98点を取れていた場合、その役割をスタッフがやる場合に何点の段階で任せるのかの判断が違うのです。
 
 
 
 
中にはチーフに任せたと言いながら細かいところまで口出しをする院長もいる。
 
ご自身のこだわりが強すぎて院長にとっての合格点を取れなければ満足できないのです。
 
 
 
私はスタッフに70点の取り方(基礎的部分)を教え、70点以上の加点方法はスタッフに任せることが大切だと考えています。
 
スタッフに「いつでも相談してね」と時々声をかけますが、基本的には相談があった時以外は口出しをしないのです。
 
 
 
オペレーションや仕組みの作り方は主に、
 
①組織にとっての100点を明確にしてその通りに実行できるようにトレーニングを積む方法
②70点までは標準化を進め残りの30%は行動規準に沿ってチームや個々が作っていく方法
③チームで理想を話し合いながら理想のオペレーションや仕組みを作っていく方法
 
があります。
 
業種やブランド設計によってどの方法が良いのかは変わりますが、歯科医院では②が合っていると思うのです。
③は一見良いように思えるのですが、成長過程のメンバーで考える理想はステージが低く到達に時間がかかりすぎるのです。
まずは、ティーチングによって一程度まではレベルを上げておくことが必要です(標準化)。
 
 
 
スタッフ一人一人が持つ能力や特性は違いますが、個性が活きた方が組織は活性化する。
 
院長にとっての100点が周りから見て100点だとは限らないのです。
 
チームメンバー一人一人の個性を活かしながら、まずはチームで90点を目指した方が組織化は上手くいく。
 
 
院長の理想だけで組織を作ろうとすると失敗することになるのです。
 
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