おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が歯科医院経営に関わってきて感じるのは、医院の雰囲気が良い組織には共通点があるということです。
それは連携が取れていて、お互いがカバーしあっているのです。
日常診療でもプライベートでもお互いのことを良く理解しあっていて、「子どもが病気で親に預かってもらっている」と聞けば、「大丈夫?明日は私たちでカバーできそうだから休んであげたら?」と心配してくれるのです。
一方、雰囲気の悪い歯科医院では「〇〇の部署より私たちの仕事の方が大変だ」と不満が出てくる。
誰かが病気で休めば心配することもなく、「私なら少しぐらいの風邪では休まないのに・・・」と、どんどん悪い方に取っていくのです。
では、医院の雰囲気を良くしたり悪くしたりする要素とはいったい何でしょうか?
それは「接触頻度」です。
人は接触して話し合うほどに相手のことを理解できるようになっていく。
すると相手に優しくなれる。相手の行動にイライラするのではなく心配したり励ましたりするようになるのです。
コロナ渦によって人の接触頻度が低下しました。
すると、院内の問題が表面化した医院が増えたのです。
いまはソーシャルディスタンスによって患者との距離も以前よりは離れている医院が多い・・・。
院長のなかには院内の懇親を深めたり、スタッフ同士の相互理解を深める仕掛けを用意したりするのを嫌がる方もいらっしゃいます。
確かに診療だけでも忙しい院長がチーム内の親睦をはかる事に時間を割くのは大変だと思うのです。
しかし、だからと言って感情がある人間をロボットのように動かそうとするのには無理がある。
やはり、なんでも言い合える心理的安全性が高い組織が生産性を高め、患者を健康に導くことが出来るのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00