おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が関わる歯科医院でも日常的に業務改善は進められています。
「改善」は基本的に「理想」と「現状」の差を埋める作業ですが細かく言えば二つに分かれます。
それは、
①問題が発生するなど悪い部分を改める(マイナスを元に戻す)
②特に問題は生じていないが理想の実現の為に更にブラッシュアップする(現在からアップグレードする)
の二つです。
そして、医院によっては①の問題の解決に追われ②にはなかなか取り組めていないのです。
歯科医院を発展させていくには①が発生する前に予防的に取り組むことが必要です。
例えばスタッフの退職などでマンパワーが低下しているのに従来と同じアポイントの取り方をしていればどこかで歪が発生し問題が起こります。
しかし、患者の定期管理から考えても経営面から考えてもできるだけアポ枠は減らしたくない。
そんな時に今までのオペレーションを見直し効率化し、どうすればアポイントを減らさず患者対応の質を落とさないということを両立できるのかを問題が発生する前に考えて動く必要があるのです。
②の歯科医院の未来を創る為の改善は「ビジョン」が明確でなければ進みません。
例えば、患者に地域で一番寄り添える歯科医院を目指した場合、どんなコミュニケーションシステムが理想で現状はどんな状態になっているのかを明らかにしなければならないのです。
基本は理想に向かう為の課題を攻めの姿勢で解決しながら、突発的に発生する問題に対処するです。
歯科医院では細かな問題は日常的に発生していますので、「人が成長したら・・・」「時間ができたら・・・」では間違いなく後手の対応となり、いつまで経っても理想の実現に向けた改善に取り掛かれないからです。
先生はいまどんな改善にスタッフと取り組んでおられますか?
そして理想の医院に向けた改善はどうやって落とし込むのでしょうか?
業務改善は攻めの姿勢で追いかける。
必要な時間は生み出すもの。
成功されている院長の共通点はそこにあると感じています。
テーマ:業務改善
Posted at 05:00