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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営成功マニュアル その52 医院理念と考える組織  [2022年03月22日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が関わる歯科医院で院長と一緒に目指すのは、チームメンバーの一人一人が考えて行動する歯科医院です。
 
だからその為に拠りどころとなる「理念(ミッション、ビジョン、バリュー)」が必要になる。
 
 
院内では、電話もカウンセリングも誘導や治療説明(補助も)なども基本的には一人のメンバーがおこないますので、「どう行動するべきか」の基準となるものがないと状況に合わせたベストな対応ができないからです。
 
 
 
そして、理念を具体化して目標に落とし込んだのが「中期経営計画」「単年度計画」「アクションプラン」などです。
 
これらの経営計画は理念と紐づいていることが必要で、理念と経営計画までの一貫性があって初めて理念が日常の行動に落ちていくのです。
 
 
 
ちなみに理念は「企業理念(医院の存在意義)」と「経営理念(マネジメント方針)」があり、両方が必要です。
 
理念を考えて朝礼で唱和はしているものの日常診療には落とし込めていない医院も多い気がします。
 
 
 
 
医院理念を日常に落とし込むには仕組化が必要です。
 
何故なら、日常診療では様々なダブルバインドが発生するからです。
 
代表的なのは「効率」と「患者満足」。
 
オンタイムで診療を回すというチームの共通価値と患者の追加の要望への対応など、理念(企業・経営)に照らしてどう判断して対応するべきなのかをその場にいるスタッフが判断できる必要があるのです。
 
 
 
マニュアルで決められたことの共通性はあっても、毎日発生するイレギュラーな事案にどう対応するべきか?
 
それを理念に照らして話し合い、メンバーの価値観を統一させる作業が仕組化されているかが問われるのです。
 
 
 
経営理念は現場でひとり一人が、そして皆で考えながらブラッシュアップしていくもの。
 
その作業の連続性が医院文化になり、コーポレートアイデンティティーとなって地域に向かって表現されるようになるのです。
 
 
 
例えばスターバックスコーヒーが掲げるのは「第三の場所」
 
美味しい飲み物をいただきながら自宅や職場から隔離された、ゆったりと過ごせる第三の場所を目指しています。
 
 
 
 
企業理念と経営理念がメンバー一人一人に落ちて、最終的にコーポレートアイデンティティーとして一貫性を持つまでかなりの努力が必要です。
 
そして、患者を健康に導く為にどう行動すれば良いのか?をチームメンバー一人一人が考え、皆で話し合う環境を院長が用意することで「理念」は輝くのです。
 
 
 
 
理念経営を目指すのか?それともオペレーションの標準化程度で止めるのか?
 
それは先生の「思い」が決めること。
 
先生の思いの強さが困難を乗り越える力が無ければ、理念経営はできませんので・・・。
 
 
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