おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私は「中堅スタッフの層の厚さ」が歯科医院の経営力や組織力を決めると考えています。
何故なら、ベテランと新人でチームメンバーが構成されており、中堅スタッフが抜けてしまっている歯科医院が多いからです。
その理由の一つが昨日書きましたスタッフの長期雇用が出来ていないこと。
そして、二つ目の理由は中堅スタッフの成長環境が作れていないことなのです。
人が成長していく為には適度な成長負荷がかかり続けることが必要ですが、多くの医院の教育システムは医院の日常診療をそつなく熟せる様になることがGOALであることが多い。
だから、基礎教育を終えて一番成長していくはずの中堅スタッフの教育カリキュラムが不十分になりがちなのです。
スタッフも中堅になってくると自分が学ぶことよりも後輩に指導する機会の方が増えてくる。
そして昨日と同じ今日を過ごしていると「私ってこのままで良いのかな?」と自分探しを始めるのです。
そこに結婚などのライフイベントが重なり、心機一転を求めたりキャリアを中断したままになったりする・・・。
最近はキャリアを再開する40~50歳位の方も多い様ですが、現役の時に成長環境で過ごしていなかったのであれば正直言って歯科医療が進化した現在の環境で再び成長していくことは厳しいように思える人もいる。
中堅スタッフが抜けて後任が入ってきても長続きしない歯科医院は結構あります。
そうなると医院は新陳代謝ができずに発展が阻害される様になっていく。
スタッフの長期雇用を実現して、中堅スタッフの成長環境を院長が作ることができるのか?
そのことで先生の医院の未来は決まるのです。
Posted at 05:00