おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
ミーティングには
・意思決定(伝達も含む)
・全体学習、アイデア出し
・理念の深掘り
・現状認識
・チーム力強化
などの目的があります。
そして、ミーティングは目的を決めてしっかり準備して開催しなければならないのです。
・朝ミーティング
・終了ミーティング
・全体ミーティング
・部門別ミーティング
・幹部ミーティング
・改善ミーティング
・緊急ミーティング
などがありますが、歯科医院の発展に不可欠な上記の目的をどのミーティングに入れるのかを院長は設計しなければならないのです。
例えば日常診療に必要な「改善」を月に1回のミーティングに入れてしまうと改善のサイクルが月に1回になってしまいます。
だからOODAループを使って「観察⇒改善点発見」「仮説構築⇒状況への適応案」「意思決定」「行動」のサイクルを現場で回す必要があるのです。
この時、権限の委譲が進んでなく意思決定者が院長しかいなければ、すべての判断は院長に求められることになる。
また、ビジョンを基に立案した中期経営計画を推進する時の幹部ミーティングにはPDCAサイクルを使います。
前回ミーティングから今回までの行動の報告を受け幹部で今後のかじ取りについて話し合いますが、この時も権限委譲が進んでいなければ最終決定はすべて院長がおこなうことになり他の幹部はお飾りになるのです。
そしてPDCAサイクルも課題によっては「通常サイクル」と「高速サイクル」を使い分ける必要がある。
医院の発展にとって必要な要素を推進する為のミーティングを、組織の成長に合わせて構築していくことは大切です。
ただ、院長やチーフが一方的に話してスタッフは下を向いている心理的安全性が低いミーティングは多いですし、ミーティングでスタッフのモチベーションを下げてしまう院長も多い。
また、ミーティングまで改善が止まってしまう医院も多いし、ミーティングで「何が決まったの?」「どう行動すれば良いの?」となるミーティングも多い。
・ミーティングの準備不足(参加する人に意見を準備させない。場当たり的)
・司会の能力不足(特定の人しか話さない等)
・ミーティングが治療予約で無くなる
なんてミーティングも多いでしょう。
ミーティングの目的を明確にして質を高めていくことはとても大切。
そうそう、開業医団体に勤務していた時代に「森脇さんのミーティング運営にはお金を支払ってもいい」と言われた森脇から一つアドバイスです(笑)。
それは、
ミーティングの冒頭に司会から、
「本日のミーティングの目的は〇〇と△△について決定することです」
と発表してもらい「目的」を明確にすることです。
他にも大切なことは沢山ありますので、またシェアしますね。
では、先生の医院でどう進めるべきかを幹部と話し合ってみてくださいね。
テーマ:業務改善
Posted at 05:00