おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院が大きくなってくると組織化が必要になってきます。
その理由は、
①院長に権限が集中すると他のメンバーが成長できない
②院長に仕事が集中し過ぎて疲弊する
③院長が病気で倒れると医院が回らない
④理念経営が進まない
⑤経営的リスクが増大する
などです。
そして、私が組織化の程度を判断する基準が「スタッフが院長にする質問の数と質」です。
どんな決済がスタッフに権限委譲されどんな権限を院長が持っているのかがスタッフからの質問に表れるからです。
i一方、トップダウンの長所は「決済レベルが高くなる」「決済スピードが早くなる」です。
「成長途上のスタッフが判断するより院長が判断した方が質が高く正しい判断ができる」
「そうそう」と思われた方、組織化が出来ていなくてこれから組織内で様々な問題が起こる可能性が高いです。
院長には「人に任せる」のが苦手な方がおられます。
他の人に任せると品質が低かったりクレームになるのではないかと不安に感じ、細かく指示したりする。
でもそういうタイプの院長は組織を大きくするのには向いていません。
また、そいうタイプの院長のもとからは成長したいと考えるドクターやスタッフは離れていきます。
院内には自分が輝けるステージが見つからないからです。
これからの歯科医院の院長は一人一人のドクターやスタッフを育て、信頼して輝かせる必要がある。
医院を院長一人の所有物と考えるのではなく、社会的存在として永続させていくことを考えなければいけないのです。
中小零細企業が多いのが日本の特色ですが、世界的なプラットフォーマーが社会構造を変えていく時代においては経営の体力を強化しないと生き残れない。
そして人を大切にする三方よしを経営を落とし込めるのかが生き残れるかのカギとなっていく。
早くトップダウンの組織から抜け出して地域医療を守るための共同体に成長させて欲しい。
私はそう願うのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00