おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
さて、先生の医院の「経営安全率」は何%でしょうか?
固定費を支払える売上を「損益分岐点売上」と言いますが、現在の売上が損益分岐点を15%超えていたとします。
その15%が「経営安全率」です。
つまり、経営安全率15%の歯科医院は売上が15%下がると利益が出なくなる。
それを分かって歯科医院を経営しているのか?ということなのです。
もちろん、法人では固定費に役員報酬が含まれますが、個人経営では含まれない。
個人経営では
その15%から税金を引かれ、
残ったお金で借入金を返済し、
医院の未来の投資資金を差し引き、
やっと院長の取り分となるのです(法人は役員報酬を先に支払いますので、法人に必要な利益を残せたかで見ます)。
となると医院とスタッフの未来を守り院長家族の未来を守る為に必要な「収支分岐点売上高」の値はもっと高いはず。
経営目標はこの収支分岐点売上高から逆算して必要な営業利益額目標を設定します(経常利益は本業以外の収支も入るので営業利益で見てください)。
法人でも個人でも、必要なお金を生み出す為に必要な売上がいくらなのかを院長が理解していることが大切なのです。
この辺りは管理会計では基礎の基礎なので院長に理解しておいて欲しいところです(自分でも計算できますが会計事務所と計算してください)。
医院を発展させるのに必要な「損益分岐点売上高」「経営安全率」と「収支分岐点売上高」。
ぜひ計算してみてくださいね。
あっ、そうそう法人の院長は初級編として「損益分岐点を改善する方法」を理解しておいてくださいね。
収益性を改善することはこれからの歯科医院経営にとって必須ですので。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00