おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
日本では全国的にコロナ感染者が減っています。
しかし、オミクロン株が免疫突破するのであれば再び感染拡大が起こる可能性も否定できない。
まさにWithコロナの時代に入ったのだと感じます。
国は引き続き医療機関の感染対策を強化しようとしていますし、令和4年診療報酬改定の検討項目にも「感染対策」が挙げられています。
医療機関は新たな感染症が流行したとしても「療養の提供」をおこなう必要があるのです。
では、院長は感染対策や患者の高齢化をどう考えているのでしょうか?
これから院長が考えなければならないのは、
①受付の非対面化、自動化
②医院内外のバリアフリー化
③コンサルやカウンセリングの非対面化
④患者の来院から帰りまでの動線の見直し
⑤SNSやオンライン(ICT)の活用
などです。
医院規模や医院カラーによって戦略は変わるでしょう。
大きな歯科医院では自動化や非対面化の動きは加速するでしょうが小規模歯科医院は戦略的に密着軸であることが多く、基本的に非対面化や自動化など患者との距離が遠くなる戦略は合いません。
しかし、何らかの感染症が流行してしまうと受診抑制が起きてしまうのも事実です(地域によって影響に差がある)。
そこをどう読んで「自動化」や「非対面化」を進めるのかの判断が必要なのです。
また、医療機関なので患者への「寄り添い力」は欠かせません。
だからそれを弱めることなく「自動化」や「非対面化」を進める。
受付の事務的作業は自動化しても受付がやるべき「患者への寄り添い」は逆に強化する必要があるのです。受付担当は段階的に役割が変わりますので役割に応じた教育も必要になっていきます。
また、高齢者が増えていく事を考えれば駐車場やバリアフリー化も必要です。
お年寄りが座りやすい椅子の高さや形の選択、靴を脱ぐ手間を省く土足化、耳の遠い患者や足腰の悪い患者の導入や説明など、配慮するべき点は沢山あります。
これからテナント開業2階3階などでエレベーターがない場合にはだんだん集患で不利になっていくでしょう。
当然、開業場所やメインの患者層によって院長が対応するべき項目は違うのですが今のままで良いという事はあり得ない。
いつの時代も変化する環境に適応できない者は消え去るのです。
テーマ:医療政策・未来予測
Posted at 05:00