おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
どこのご家庭でも会社でも、もちろん歯科医院でも年末におこなう大掃除。
この習慣は新年に神様をお迎えする為に平安時代から始まったと言われています。
しかし私は日頃のプロケアとセルフケアがしっかりできていれば別に12月に大掃除をする必要はないと考えています。
理由は「患者視点から見れば通年でキレイにしていることが大切だから」です。
私はプロケアにはお願いできない「整理」「整頓」「オペレーションの質の向上」こそ、セルケアとして年間の予定を組んで行うべきだと思うのです。
例えば、
・2号紙などが増えて分厚くなったカルテフォルダ
・マークやコメントだらけなのに活用できていない予約管理ソフト
・バックヤードとキャビネットの器具や消耗品の配置
・院長室に積みあがっていく書籍や資料
・患者視点で見て物が多すぎる治療室
・剝がれかけた掲示物や多すぎる掲示物
・折れ曲がった院内チラシ
・整理できていないバースタンドやファイルスタンド
・滅菌機や超音波洗浄機などの汚れ
・バックヤードにベタベタと貼られた連絡メモ
・セルフケアグッズ掲示棚のポップや飾り
・キッズスペースの玩具の汚れ
・売上に対して多すぎる歯科材料の在庫
・十分とは言えない洗浄・消毒・滅菌の流れ
・最近増えてきた患者からのプチクレーム
・ドクター待ちの時間が増えていることでのアポ入れ見直し
・報連相におけるミスの防止
など、日ごろ気になっていても改善できていない所があると思います。
しかし改善できていない事によってオペレーションの効率が落ち、患者の印象を悪くしている可能性が高い。
そこを定期的に見直して改善する仕組みを作れば年末にまとめておこなう必要はないと思うのです。
そして枝葉がついた仕組みをシンプルにし新人スタッフにも分かりやすくすることが大切なのです。
ほらほら患者がそこのホコリや汚れ、治療器具を気にしていますよ。
医院の清潔度、整理整頓、接客接遇が患者が歯科医院を選ぶ基準の上位に入っていることを忘れてはいけません。
年末に向けて来年の計画について話し合っていかれることをお勧め致します。
Posted at 05:00