おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私のホームページで常にアクセス数が多いのが「キャンセル対策」のページです。
それ位、院長にとってキャンセルは頭が痛い問題なのです。
また以前、どうしてもキャンセルしなくてはいけない患者に向けて「正しいキャンセルの仕方」的なページを作成したこともあります。
キャンセルすることで自分の健康にとってどれだけ悪影響が出るのかということやキャンセルする場合のルールを書いたものでしたが、あまりにも患者からのアクセス数が多かった為に今は一時的に閉鎖しています。
そうです。患者には患者の事情があり、すべての患者が気軽にキャンセルをしている訳ではないのです。
キャンセルしなければならない事を医院にどう伝えれば良いのかを悩んでネットで検索している人が多いのだとこの時に思いました。
確かにキャンセルが多い状態は医院経営に不利益をもたらします。
だからキャンセル率、特にドタキャンや予約変更後アポ未確定を減らすことは重要です。
しかし、キャンセルが多いのには医院側に問題があることも多いのです。
例えば患者に「都合が悪くなれば早めにご連絡ください」と言っていませんか?
予約を取る時の患者への言葉の使い方で「患者にとっての予約の重要度」は変わるのです。
多くの医院では「治療の優先度を高める予約の取り方」が出来ていないと感じています。
キャンセルに対して厳しい方針(条件)を出せばキャンセル率を下げることは可能です。
しかし、それによって来院できなくなる患者が出てくることを受入れなくてはいけない。
それでも良いのならばキャンセル率はかなり下げることが出来る。
また、医院側にも治療開始時間を守ることが求められるようになることを忘れてはなりません。
結局、どの辺りで折り合いをつけるのかという事なのです。
Posted at 05:00