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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その86 多くの医院で起こっている手段の目的化  [2021年10月23日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
・キャンセル率
・SPTⅡ移行率
・定期管理継続率
・生産性
・売上
・自費率
 
等々・・・
 
歯科医院経営を発展させる為に必要な経営の数値は沢山あります。
 
私もクライアントの医院に「KPIを設定して目標達成に取組みましょう」と話します。
 
 
 
 
最近では大きな歯科医院では数値目標を設定して取組のは当たり前になっている。
 
 
では、ここで質問です。
 
 
「数値目標」は「手段」です。
 
では数値目標は何の為に達成するのでしょうか?
 
 
 
経営を維持させる為?
 
スタッフの給与を支払い雇用を守る為?
 
 
 
もちろん、それも大切ですがもっと大切なもの(目的)があるのです。
 
 
それは「患者と地域の健康増進の為」です。
 
 
 
 
いろんな歯科医院から経営の相談を受けていて感じるのは、
 
目標の数値の達成の為にドクターもスタッフも懸命に頑張っているが「目的」がぼやけていてただ「手段」を追いかけている医院が多いこと。
 
 
 
 
また、成果報酬はある程度必要だと思うのですが度が過ぎると頑張る目的が「お金」だけになり自己保存が強化されていく。
 
すると「売上が上がっているのに分配が少ない」という不満に繋がるのです。
 
 
 
 
私が言いたいのは、
 
数値目標を設定しチームで達成に取り組むのは「患者と地域の健康増進の為」であり、その目標の達成にチームで取組み成果をあげることで「お金」という報酬を受け取れる、という順番を入れ替えてはいけないということです。
 
 
数値目標(手段)を追いかけても目的が見えないからスタッフは疲弊していく。
 
自分たちがやっている努力が患者の健康や幸せに繋がっているという実感が持てないのです。
 
 
 
 
「手段の目的化」が起こって数値目標を追いかける意味を見失っている医院が多いと感じています。
 
 
でもそんなことをやっているから「理念の形骸化」が起こるのです。
 
スタッフの歯科医療従事者としてのマインドが育たないし患者に寄り添えなくなっていく。
 
 
同じ数字を追いかけるにしてもチームメンバーに「目的」がしっかり見えているかどうかで結果は変わってくるのです。
 
 
 
もう一度、「地域の住民の健康を守り幸せにしていく⇒経営が成立する⇒自分たちが報酬を受け取れる」という順番を確認してみてください。
 
 
 
 
すべての経営計画や戦略戦術などは理念からカスケードダウンしていく。
 
でないとスタッフは目的が見えずに頑張れなくなっていくことを忘れてはいけないのです。
 
 
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