歯科医院の経営改善や組織づくり、ホームページや看板の活用法指導やスタッフ育成の仕組みづくりをサポート。か強診を活用した長期管理型の歯科医院づくりなど。開業医団体で30年の勤務経験があり安心してご依頼いただけます。

 
◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

令和の時代に成功できる歯科医院経営 その82 患者もスタッフも思い通りには動かない  [2021年10月19日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が経営の相談を受ける時、院長の悩みの多くには「人」が関係している。
 
 
自分が理想とする成長し続けるスタッフ
 
理想とするチーム
 
定期検診で通う理想の患者
 
 
しかし、現実にはそうなっていない事も多い。
 
 
 
院長も思うようにスタッフを動かそうとやってみたが理想通りには動いてくれない。
 
先輩スタッフが新人スタッフに指導したけれど新人スタッフは言う通りにできない。
 
ついついイライラして院長が叱ってしまったらスタッフが退職した。
 
 
そんな時、院長も先輩スタッフも「ちゃんと教えたのに出来ない」と考えてしまうのです。
 
 
 
 
これが人が育たない組織の共通点です。
 
 
「結果」が良好でないのを院長や先輩スタッフの「アプローチ」「知識・仕組」「考え方」の問題とは考えないのです。
 
 
 
 
 
歯周病患者でも、いくら言っても喫煙をやめない人がいるでしょう。
 
その場合に考えなくてはならないのは「毎回のように患者に禁煙を求める」というアプローチが逆に患者の喫煙行動を強化している可能性があるということです。
 
歯科衛生士やドクターに注意されることで「自分に関心を持ってもらっている」という心理が働くのです。
 
 
 
こういう場合にはアプローチを変えて試していかないと患者の行動変容は起こりません。
 
 
 
スタッフも患者も教える人から言われていることを否定している訳ではない。
 
教わった通りにやりたいと思っている人がほとんどなのです。
 
ただ、行動につながらないという事は彼らの中に上手く行動できない理由が存在しているのです。
 
 
それを見抜いて適切なアプローチ法を見つけることができなければ、院長はいつまで経っても理想の組織を作りあげることができないのです。
 
 
 
考え方が院長や組織に合わない人、問題行動をする人は早めに出て行ってもらった方が良い。
 
しかし、教わった通りにやりたいけれど上手くできないスタッフにどう接するのか?習慣化が苦手な患者にどう行動変容してもらうのか?
 
それを考え続けて改善していけないのならば、一生、院長が考える理想の組織は実現できないのです。
 
 
 
人は思い通りに動かせる存在ではない。
 
思い通りに動かそうとすると必ず問題が発生する。
 
組織づくりの基本は皆が一緒に目指したくなる「共通目標」を見つけだすこと。
そして共通目標達成の為に行動するスタッフを勇気づけ、時にはサーバントとして、時にはリーダーとして導いていくことです(ファシリテーター)。
 
 
院長が上手くできない患者やスタッフにどう接するかで他のスタッフも真似をする。
 
リーダーである先生の言動の影響力が大きいことを忘れてはならないのです。
 
 
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
 
 ↓どんなサポートメニューがあるのかを知りたい
 
 
 経営相談のお申込みと問合せ
Posted at 05:00
 
<<  2024年11月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
森脇康博のFacebook
講演依頼
プライバシーポリシー
三方よしビジョン達成サポートのホームページ