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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その72 院長が抱える悩み  [2021年10月07日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
クライアントの院長と一緒に頭を酷使しながら経営戦略を立てて感じるのは、やはり医院ごとに立てられる戦略は違うということ。
 
これは同じユニット台数で同じスタッフ数でも今までのチームの作り方や経験値、収益モデル、経営環境などが違うから。
 
 
 
戦略を立てる為のパーツである
・会計理論
・マーケッティング理論
・スタッフマネジメント理論
・経営環境分析
・国の政策分析
 
などをどう組み合わせれば有効に働くのかが医院ごとに違うのです。
 
 
 
また、「決断と実行が早い院長」と「決断と実行を慎重におこなう院長」でもサポートの仕方が違う。
 
決断と実行は早い方が良いのは確かですが、院長の腹に落ちて「よし、やるぞ」となるまで必要なことは言い続ける必要があるのです。
 
院長ごとに階段の登り方は違うのです。
 
 
 
理由は私は医院のリーダーではないということ。
 
私は院長が描かれる理想を実現していく為に院長を支えていくのが役割であり、院長に歯科医師としてリーダーとしてのステージを登っていただく為のコーチなのです。
 
とくにスタッフマネジメントでは院長が器をどんどん大きくしてスタッフから信頼されることなしに院長の理想は実現に向かいません。
 
 
 
 
 
どちらにしても実行しなければ結果には繋がりませんので、慎重派の院長にも出来るだけ早く実行してもらうようお願いします。
 
 
組織が大きくなればその大きさの分だけ課題は増えて難易度は高くなります。
 
それまでに権限委譲に取り組んできた院長は上位概念の問題を解決することに集中できますが、権限委譲が出来ていないと大小様々な問題が院長のもとに持ち込まれる状態に院長が疲弊していく。
 
 
 
 
 
院長によって抱えておられる課題が違うことで解決方法も違ってきます。
 
私が経営セミナーをあまり開催しないのはすべての院長に当てはまる課題の解決方法はないからです。
 
組織づくりも同じで、料理で言えばどんな材料と調味料があるのかを知らなければ料理はできないのです。
 
 
 
 
私はクライアントのスタッフ一人一人の名前や性格を把握し、そのメンバーで実現できるチームをイメージしてから組織づくりをサポートします。チームメンバーの持つ能力や課題を知らずにチーム作りをサポートすることなんて出来ないと確信しているからです。
 
 
 
 
手間がかかることを院長と一緒にやるので一人一人のメンバーの顔が常に浮かびますし、悩んでいたり元気がなければ「どうしてあげれば良いのか」を真剣に考えます。
 
悩みを解決して成長してくれると本当に嬉しいですし、歯科医療従事者として成長していく姿を頼もしく感じるのです。
 
 
 
 
院長もスタッフひとり一人にどれだけ寄り添って勇気づけができるかだと思います。
 
組織化によってその役割は経営幹部に引き継がれていきますが、やっぱりスタッフは院長に認めて欲しいのです。
 
 
 
 
最近は若手の院長とお話しする機会も増えましたが、これからその院長がステージを登る過程で抱える悩みも想像できる。
 
しかし、院長の課題は院長がやらないと成長に繋がらないので若手の院長には諦めずにご自分の理想を追いかけていただきたいですね。
 
 
 
私は私のことを必要として頂ける院長に寄り添って、一歩づつ院長が階段を登られるのを支えていこうと改めて決意するのです。
 
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