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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その67 何となく開業が失敗する理由  [2021年10月01日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
これだけ開業や歯科医院経営のハードルが上がってきている時代においても、
 
・大学の同期がみんな開業しているから
・このまま勤務していても未来が見えないから
・勤務先の院長との関係が良くないから
・勤務先ではやりたい勉強ができないから
・大学の先輩院長は開業して良い暮らしをしているから
・開業セミナーに参加してやれそうに感じたから
 
などの理由で安易に開業されるドクターが多い気がします。
 
 
 
もちろん、地方では歯科医院の減少が加速していますので地域医療を守る為に開業をお考えいただくのは有難い。
 
 
しかし、開業するまでの準備や戦略が足りないし資金も足りないドクターも多いのです。
 
例えば、ユニット何台で開業し何台分の拡張スペースを確保するのか?
 
駐車場は何台分確保するのか?
 
都心部や駅前の開業なのか郊外の住宅地での開業なのか?
 
ターゲット層は誰なのか?
 
どんな治療技術でエッジを立てるのか?
 
など、開業時に不可欠な戦略の立案と計画なしに、
 
・確保した資金の範囲
・開業候補物件の家賃
・思い入れのある地域
・不動産事業者や開業コンサルのお勧めの場所
 
という要素で決めて「なんとなく」開業してしまうドクターがいます。
 
 
しかし、開業された医院のホームページなどの広告戦略や立地を見て、「ああ・・・この院長は経営で苦労されるだろうな・・」と思うことも多いのです。
 
 
 
 
 
ドクターには開業に向く人と向かない人がいます。
 
立地が良くても患者を集められない開業に向かないドクターもいれば、立地が悪くても患者を集められる開業に向くドクターもいるのです。
 
 
例え勤務ドクターの仲間うちでは優秀であっても開業はまったく別物であることを忘れてはいけません。
 
前にも書きましたが、勤務先での実績はその医院の院長が築いてこられたブランドによるもの。その看板があるから患者から信頼されたし多くの患者を治療できたのです。
 
 
 
 
これからの時代では少なくとも
 
「開業1年目で最低でも売上5000万円を超える方法は?」
 
「月々の借入金返済が50万円として経営と院長の性格が成立する為の限界利益額は?」
 
と聞かれて答えが出てこないのなら開業には向かないのかもしれません。
 
ちなみに借入金は税金を引かれた後でしか返済できません。
 
 
 
 
私が開業医団体を退職して経営コーチとなったのも、質の悪い開業コンサルにそそのかされて「何となく開業」した院長が経営が上手くいかずに1年程度で閉院したという話を複数聞いたからです。後には多額の借金だけが残ったそうです。
 
もちろん、結果は院長の自己責任ではあるのですが・・・
 
 
 
 
何となく開業は本当に危険です!!
 
ご自分でも開業に向かないと思うのなら勤務ドクターでのキャリアプランを築く戦略もありだと思います。
 
一度、じっくりご自分の人生戦略についてお考えくださいね。
 
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