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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その65 歯科医院経営の矛盾  [2021年09月28日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院の院長には、
 
・医院を大きくしたい人
・患者の為を思って臨床をしていたらいつの間にか医院が大きくなった人
・医院を大きくするのが嫌な人
・ひたすら臨床の質を高めたい人
・プライベートも楽しみたい人
・金儲けがしたい人
・目的が無くなんとなく開業した人
 
など色んなタイプの方がいらっしゃいます。
 
そしてそれぞれの院長タイプによって発生する問題も決まってくるのです。
 
 
 
私は開業医団体に30年勤務していましたのでどんなタイプの院長が将来どんな問題にぶち当たる可能性があるのかを熟知しています。
 
しかし、院長がそれをやりたいのならば発生する問題と正面から向き合っていくしかないのです。
 
「AもBも実現したい」という場合には大抵矛盾を含んでいます。
 
 
 
代表的なものは「良いもの」を「安く」という考え。
これを実現したいのなら経営規模を大幅に拡大して販売量を増やすしかありません。
 
しかし私は歯科医院はその戦略を取るべきではないと考えています。
 
また、「自費価格の値下げ」は最悪の経営対策です。
逆に値上げできない歯科医院はこれから5年で苦戦する様になるでしょう。
 
どんな患者であっても良質の治療を受けられる様にしたいという院長の思いがあったとしても、経営的に成り立たなければ患者の未来もスタッフの未来も守れないのです。
 
 
 
 
歯科医院でもう一つ代表的なのが「医療」と「経営」の両立でしょうか?
「保険医療」で「高品質」というのもハードルが高い。
なぜなら医院規模を大きくして収益性を高めなければ保険医療(う蝕治療)の採算性の低さをカバーできないからです。
 
 
じゃあ、どうやれば「AもBも」が実現できるのか?
それとも経営の原則や心理学などからみて実現が不可能なのか?
 
を知っているのかで医院の未来は変わるのです。
 
 
ちなみに「医療」と「経営」は元々切り離せない一体のものです。
経営の数値の改善を歯科医療の質の改善とを一致させて話せないからスタッフの心に響かないのです。
 
 
 
 
上手くいかない歯科医院は院内に多くの「矛盾」を抱えています。
 
スタッフが退職するのもそうです。
 
 
先ずは経営の原則や心理学などから見た院内の矛盾がどこにあるのかを発見して対策をしないと、いつまで経っても問題は解決しないと思います。
 
やはり何事も基本をマスターした上で応用しないと上手くいかないのです。
 
 
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