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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その62 院長がスタッフを育てる為の基本とは?  [2021年09月24日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
医療機関の院長と長年関わっていて、スタッフマネジメントが苦手な院長が多いなと感じています。
 
スタッフマネジメントで常識とは逆のことをやってしまう院長もいるので驚いてしまう。
 
 
では、そんな院長がスタッフが成長し退職しない医院に変えていく為に何が必要なのでしょうか?
今日は基礎的な考え方について書いてみます。
 
 
 
 
基本的にはスタッフは入職した時点で基礎的能力レベルがバラバラです。
 
そして性格タイプも違っている。
 
 
だから、教育されるスタッフの到達レベルと性格タイプに合わせた教え方が必要なのです。
多くの医院の場合には教育担当は先輩スタッフなので、後輩の正しい育成方法やリーダーシップを教わっていない彼らは誰に対しても同じ教え方をしてしまうのです。
 
 
 
また医院が到達しているステージ(ブランド)によって応募してくる人材に差が出てくる。
 
質の高いブランドを構築している医院には質の高いことをやりたいスタッフが集まりやすいですし、雇用条件だけで募集する院長のもとには生活の為に働く人材が集まりやすいのです。
 
現在は成功されている院長も意識の高い人材が集まらないと悩まれていた時期がありますし、それでも諦めずに人を育てようとされてきたことで院内の人材が育ち、その品質を求めて意識の高い人材が集まるようになったのです。
 
だから応募してくる人材のレベルに嘆いている暇があるのなら今いるスタッフを成長させることに向き合った方が良い。
 
 
 
 
そして意識の高い人材を採用したいのなら院長のレベルを高めていく事が欠かせない。
 
経営的な結果を出されている院長は間違いなく自分のレベルを上げていく事に妥協しない。
 
スタッフも努力を怠らない院長の姿勢に刺激を受けて尊敬するようになるのです。
 
人として歯科医療として正しいことをやろうとする院長のことをスタッフはしっかり見ています。
 
 
そんな院長の言葉はスタッフに響きますし院長が掲げる理念を応援したいと感じるのです。
 
 
 
 
悲劇なのは院長がミーティングなどで話している事と日常の院長の行動とのギャップが大きい場合。
 
あと院長が自分を特別扱いしている場合です。
 
 
以前、心が成長したスタッフが退職する理由としてあげるのが「院長を尊敬できない」であるということをご紹介しました。
もちろん、本当の退職理由を言うスタッフは少ないのですが、そんな医院では人の出入りが多い。
 
 
 
 
院長は目的地に向かって出発した船の船長です。
 
最初は小さな船だったのが少しづつ大きな船になっていき、そして船の大きさに合わせたチームマネジメントが必要になっていく。
 
 
船長が目的地にたどり着くことばかりを考えていれば船員の心は離れていきますし内部の問題にばかり時間を使っていれば氷山にぶつかってしまう。
 
基本的には船長に船員の心をつかんで目的地に向かう方向にまとめ上げる力がなければ船員は下船してしまうのです。
 
 
 
雇用関係で人が動くと勘違いしている時点でスタッフをまとめる事など出来ない。
 
先生の言葉の一つ一つ、先生の行動の一つ一つにスタッフが共感し応援したくなる要素があるかどうか。
 
それですべては決まる。
 
 
ここをはき違えると一生「人」で苦労することになるのです。
 
 
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