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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その60 大きな歯科医院の院長が目指すべき場所  [2021年09月22日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私はいつもどれ位のステージ、どれ位の医院規模の院長に向けてブログを書こうかと迷います。
院長がおられるステージによって必要な情報は違うからです。
 
 
 
さて、今日は大きな歯科医院の院長向けの記事です。
 
大きな歯科医院の院長が目指すべきなのは「地域を総合力で圧倒する」ことです。
 
ランチェスター戦略の強者の戦略どおり同質化によって同じポジションに入ってこようとする医院の戦略を潰すのです。
 
 
 
そうしながらも地域で頼られる存在を目指します。
 
病診連携や診診連携を進め絶対的な優位性を保ちながらも多職種や専門性のある小規模歯科医院とも連携体制を築く。
 
大きな歯科医院は予約が取れなくなってきており、ユニットを拡大したとしても定期管理できる患者数にも限界があります。
だから、専門性を磨く歯科医院と連携できれば地域で守れる患者が増えてく。患者の病状からみて高度な医療設備が必要になれば大きな歯科医院に戻す関係を築くのです。
 
大学病院の連携医療機関登録の様なもので地域連携のクリティカルパスを構築します。
 
競合を潰してシェアを独り占めする戦略では地域医療が維持できなくなっていき、住民が医療が充実した地域に移動していきます。
すると次第に大きな歯科医院もジリ貧になっていくからです。
 
 
 
 
人口減少と高齢化が進行する日本においては、地域でできるだけ高度医療から慢性期までの医療が提供できる環境を維持することが不可欠です。
 
だから大きな歯科医院は高度医療部分を担う必要があるのです。
 
公立病院で高度医療を含めたすべてをカバーするのは困難な時代なっていますので、地域の行政にも頼られる存在を目指してくださいね。
 
 
 
 
当然、マンパワーの充足度や組織の成熟度がありますので一気にはいきませんが優先順位をつけて総合歯科医院のブランドを確固たるものにする必要があります。
 
総合歯科医院のブランドを築くことによって診療圏は拡がり、地域連携のネットワークと救える患者は増えていきます。
 
 
 
また法人の規模を拡大し地域連携を強め、同時に収益性を高めることによって医院のこれから10年の生存確率が上がります。
 
人材採用で有利になり長期雇用によって組織や歯科医療の質が保たれ、地域住民にとって欠かせない存在になっていけるのです。
 
その為にやるべきことは多いですよね。
 
でもどうされるかは先生が決められることです。
 
 
大きな歯科医院が地域医療を守る為の重要な役割を担う存在となっていく。
 
遣り甲斐のある仕事でもあります。
 
 
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