おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
医療機関に38年関わっていますと様々な医療機関経営の成功例や失敗例を見たり聞いたりします。
全国の院長も同様に友人院長や出入りの事業者から他の医院の成功例や失敗例を聞くと思うのです。
そして成功例を聞くとご自身の医院にも導入したくなる・・・。
スポーツでプロが愛用するギア(道具)を購入すれば自分も同様のパフォーマンスを発揮できると勘違いして次々と話題の新商品を購入する人みたいです。
しかし、いくらギアの性能が高くてもそれを使う人の能力が低いと成果を出せない。
そのことに気づいて院長や勤務ドクター、スタッフの能力を高めることに集中できる院長が上手くいくのです。
基礎的能力と応用力が高い人なら他のことに取り組んでも成果を出せるまでが早いのですが、個々のメンバーや組織が成長できてない場合にはどんな成功コンテンツを導入しても成果に繋げられない。
成果を出す為に必要なのはソフト面であることが殆どだからです。
1000万円を超えるシステムを導入して成果を出せない院長が全国にゴロゴロといる。
やはり人に投資して個々の能力や医院の組織力を高めないと上手くいかない。
国は医療にも介護にも質の向上を求めています。
介護の分野でも「科学的介護」が提唱され、具体的な成果をだすことが求められる時代に入った。
平成28年を境にして歯科医院の施設基準が上がっていき、すでに追いつけない院長も続出している。
苦労をせずに成果をだせる方法を追い求めてきた院長には壁を乗り越える体力がないのです。
やはり歯科医院で何を成功させるのにもチームメンバーの能力をどれだけ高めてきたのかがカギになる。
信玄公の「人は石垣人は城」という教訓を忘れてはならないのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00