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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その45 数値管理  [2021年09月03日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院経営を改善していく為には数値管理が欠かせません。
 
何故なら「現状」を定量的に理解できていなければ改善するべき課題が見えてこないからです。
 
 
一般的に歯科医院で計測しているのは、
 
・売上(保険治療、衛生士枠・自費・物販)
・変動比率
・人件費率
・営業利益
・キャンセル率
・無断キャンセル率
・レセプト枚数、自費件数(割合)
・新患数
・再初診数
・実日数
 
などでしょうか?
 
 
 
しかし、現実には上記の数値管理だけでは経営対策をおこなうことは困難です。
管理している数値をどう読みどんな対策をすれば経営が改善するのかを知っている院長も少ないと感じています。
 
 
歯科医院経営が上手くいかない原因の一つとして数値管理ができないことがあるのです。
 
 
私は歯科医院経営に関する管理項目を書き出してみましたが77項目ありました。
 
もちろん77項目すべてを管理するには手間がかかりますので片手間ではできません。また、医院によって必要な管理項目は違いますので常時管理する項目と半年に1回程度測定して確認する管理項目に分ける必要はあると思います。多すぎても駄目なのです(焦点化出来ない為)。
 
ご自分の医院を発展させるのに必要な数値管理は何かを明確にして、ステージによって入れ替えていくことが大切だと思います。
 
 
 
 
大きな歯科医院になるほど、目標設定が明確で目標を達成する為にどういう数値を計測して対策すれば良いのかを明確に理解されているのです。
 
何故なら管理する数値によってチームメンバーの行動が変わるからです。
 
 
 
 
例えば、
「SPTⅡ移行率」
 
歯周病の治療が必要な患者に治療が必要なことを知らせ、詳しい検査をした上で歯周基本治療を開始します。
 
必要な患者にはフラップオペや歯周内科治療などを実施した上で、症状の安定を検査で確認した上で「歯周病安定期治療(SPTⅡ)」に移行する。
 
 
つまり、SPTⅡに移行する段階まで患者は治療を継続していることの証明であり。検査や検査説明、セカンドコンサルなどの有効性を「SPTⅡ移行率」は示していいるのです。
 
これらの数値の計測をすることによって歯科医療として不可欠な患者の治療への動機づけシステムが有効に機能していることが確認できますので、歯周病治療を重視している歯科医院には必要だと言えます。
 
 
 
 
人間は数値によって現状を正確に把握でき、数値が悪ければ改善したいという心理が生まれます。
 
だから、経営を改善するには「改善行動」につながる目標数値を設定して測定結果を関係者で共有しなければならないのです(KPI管理)。
 
 
もちろん「SPTⅡ移行率」は計測するべき数値の一つにすぎません。
 
 
医院によって計測するべき数値と活用法は違いますので、どういう数値を計測すれば経営の改善に繋がるのかを考えてみてくださいね。
 
 
数値管理が出来ないと「現在地」が分からずに目標の達成方法や課題の解決方法も分かりません。
 
スピードメーターや燃料計、カーナビなどがないままに知らない街を車でドライブするのと同じなのです。
 
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