おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
治療の為に来院した患者の緊張感と不安は治療室で最高レベルに達します。
毎日の様に歯科医院に出向いている私でさえも自分のケアを歯科衛生士さんから受ける時には緊張するのです(笑)
「この3カ月間、ちゃんとセルフケアできたかなあ」「歯周ポケットは深くなっていないかなあ」と若干不安になる。
だから治療についての知識がない患者の緊張と不安は相当なものだと思うのです。
しかし、歯科医院メンバーにとっては日常の光景で慣れてしまっている・・・。
そういう緊張して不安な状態の患者にドクターと診療スタッフはどういう対応をしているのでしょうか?
アイスブレイクはしていますか?
アイスブレイクがない状態で治療に入ると治療中に患者の不安はどんどん増幅していきます。
すると患者は聞きたいことを聞けなくなっていくのです。
こうして歯科医院嫌いの患者が増えていきます。
定期管理が必要な時代に「歯の痛みや腫れがある時以外は歯医者には行きたくない・・・」という患者を増やしている責任の一端は歯科医院にあるのです。
歯科医療従事者は患者を必要な治療とケアに向き合わせることも仕事の一つです。
しかしドクターや診療スタッフが患者の不安をどの様に解消するのかを意識して行動できていないと患者がどんどん離脱していく。
長期管理型歯科医院とは真逆の「新患を集めては来なくなる」医院に多い気がします。
広告を使って新患を集めることが出来ても、患者が離脱していくザルの目の粗い歯科医院をつくってはならない。
経営的に苦戦しているなら、いま来院している患者の満足度を向上させることに全力を注がなくてはならない。
そう思うのです。
テーマ:接客接遇、ホスピタリティ、歯科医院経営全般
Posted at 05:00