おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営における失敗の要因はすべて院長にあると考える人だけが成功できる。
そう思います。
それだけ最終決定における権限は院長に集中しているのです。
マンパワーが足りなくなるのも厳しい言い方ですが採用戦略の間違いですし、売上が上がらないのも経営戦略と戦術を間違えた院長の責任なのです。
自分に関わる結果のすべては自分で選択した積み重ねの結果であり、間違えたのならば早期に修正できるのかが大切になります。
ここで、失敗に固執して原因を探す院長と、素早く切り替えて上手くいく方法を探す院長との差がでます。
上手くいくのは、
①自分に関わる結果の責任はすべて自分にあると考える。
②失敗は成功にたどり着く過程の実験に過ぎないと考えて、素早く切り替える。
③上手くいっている人のやり方を素直に真似する。
④とにかく早く決断して行動に移す。
ことが出来る院長です。
院長は経営判断において孤独であることが多く、気づかぬうちにマイナス思考に陥ってしまいます。
経営上の失敗は誰でもしますが、失敗を重大に考えすぎず小さな失敗は許容してどんどん前に進むことが大切です。
歯科医院の経営環境が大きく変わる時代なのでそれに合わせて変化できるかが勝負だと思うのです。
その場にとどまっていればジリ貧になるし、はやくこれからの時代を乗り越えられる収益モデルと収益構造に切り替えていかなくてはならない。
また、経営が上手くいかない要因の一つは院長が自分の考えにこだわり過ぎることです。
上手くいっていないのは経営戦略:戦術が間違っているからなので、最初は伸びていっている歯科医院(自院より少し規模が大きい同じ収益モデルの医院)の院長のやり方を徹底的に真似をするべきです。
モデリング先の院長にお願いして診療を複数回見学させてもらい、オペレーションや受付システム、スタッフ教育やミーティング活用法、採用戦略、マネジメント、広告戦略などだけではなく、院長の経営者としての考え方も学んでいきます。
取組むのは「早く結果に繋がるもの」を優先して取り組みます。
経営が上手くいっていない人たちで集まって愚痴を言っていても何も解決しませんので、経営が上手くいっている人たちとも交流することが必要。
あと、ドクターや歯科衛生士が治療や施術技術の向上に取り組むことが欠かせませんし、診療後や休日を経営改善の為に使わないと状況は変わらないのです。
そして、先生が長期管理型歯科医院を目指されるのならば、モデリングするのは歯科衛生士が活躍し口腔機能管理にも取り組む歯科医院をお勧めします。
明日からは経営的に停滞している院長が現状を打開する為の記事をしばらく書きたいと思います。
歯科医院経営の基礎の基礎の話なので、成功されている院長は復習としてお読みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00