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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その13 トレードオフ  [2021年07月26日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
 
金融商品への投資をされる方にお馴染みの言葉に「トレードオフ」があります。
 
 
トレードオフとは一方を得ようとすると他方を失う事。
 
例えば金融商品で投資する場合に、「高利回り」と「低リスク」はトレードオフの関係にある。
 
だから「高利回り」を得ようとすれば投資リスク(損をする可能性のこと)を覚悟しなければならないのです。
 
 
 
他にも
 
「高品質」と「低価格」
 
「収入増」と「ワークライフバランス」
 
もトレードオフの関係になりやすいと言えます。
 
 
 
どちらか一方を選べば、選ばなかったもう一方による利益は享受できません(機会費用)。
 
 
 
例えば歯科治療では患者が「低価格」の治療を選べば「質の高い治療」を受けられる可能性は低くなるのです。
 
 
一般的には
 
 
「高生産性」と「高顧客満足度」
 
「低コスト」と「高顧客満足度」
 
 
も成立しにくいと言われる。
 
 
 
院長が「高生産性」や「低コスト」を重視した場合には患者への寄り添い力が低下してしまう場合も多い。
 
結果として患者満足度が低下していまうのです。
 
 
 
 
しかし、上記のトレードオフの関係を疑ってみると両立できる可能性は高くなる。
 
どこで生産性を高めてどこで患者満足度を高めるのかのメリハリをつければ活路は開けるのです。
 
 
 
 
歯科医療の場合には保険診療において採算性が取れない場合でも国から一程度の治療品質が求められます。
 
そして患者は「低負担金」で「質の高い治療」を求めますので院長は「低診療報酬」で「質の高い治療」の実現する為に苦慮するのです。
 
そう、保険診療はトレードオフの関係で溢れているのです。
 
 
 
 
 
院長が保険診療で生きていくのなら何を効率化し何を磨くのかを決めなければならない。
 
 
高生産性の歯科医院を目指すと患者の前でもバタバタする医院が多いのですが、白鳥の様に水面上は優雅でも水面下はしっかり水をかいている状態を目指さなければならないのです。
 
 
 
私はアポイントが詰まっていても患者とのコミュニケーションをしっかり取りながらオンタイムで回せるドクターを知っていますが、緩急の切り替えが上手いしタイムマネジメント能力が高い。
 
 
院長がただ単に高生産性を求めればチームは効率に傾きバタバタします。
 
診療を見学してもスタッフや勤務ドクターの表情はひきつっていますので患者は気を使ってしまうのです。
 
 
 
 
どうしたら患者の前でバタバタせずに生産性を高めることができるのか?
 
 
一見トレードオフの関係だと見えることの解決に取り組むことで歯科医院は発展できるのです。
 
 
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