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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その7 4P分析  [2021年07月18日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
マーケティングで使われる「4P分析」。
 
 
4P分析の前には「市場環境分析」や「マーケティング戦略設計」が実施された上でおこなわれるのですが、歯科医院では十分な分析と戦略立案がされないままに「歯科治療」という商品が販売されていると感じます。
 
 
 
 
その理由は先人がおこなってきた診療モデルを多くの院長がモデリングしてきたこと。
 
そして、保険治療は国によって保護され収益性は下がりつつも経営的に成立してきたからです。
 
 
 
しかし、歯科医療ニーズが変化し経営環境が変化するこれからの時代、すくなくとも4Pの整合性が取れていないと歯科医院は地域から必要とされなくなり経営はジリ貧になっていくのです。
 
 
4Pとは、
①製品(product)
②価格(price)
③プロモーション(promotion)
④流通(place)
 
のことです。
 
 
「市場環境分析」で地域の歯科医療ニーズを探り、「マーケティング戦略設計」で競合や地域の未来を分析して院長はブランドやポジショニングを決める。
 
 
 
 
 
例えば、少子高齢化と人口減少が進む地域では訪問歯科に取り組む医院の割合が増えますが、地域の多職種との関係が希薄であることが多い。
 
だから訪問歯科を始めても希望する患者が増えないのです。
 
ならば他の歯科医院と同じことをしていては同じ結果にしかなりません。
 
 
 
 
院長はどこにポジショニングして4Pをどう設計すれば訪問歯科において引く手あまたになるのかを先に考えなければならない。
 
皆が進む方向にいっても上手くいかないのです。
 
 
 
 
地域の少子高齢化が進むから訪問歯科に活路を見出すという発想では安易すぎると私は考えます。
人口減少が進む地域では訪問歯科を始める医院が多いのですが、高齢者が多いからと言って訪問の顕在的需要が多いとは限らない。
 
 
地域と院長の武器にもよりますが、私が訪問歯科が多い地域で開業する院長にアドバイスするなら院内の他の経営資源を使って訪問以外で戦略を立案します。
 
 
 
 
 
歯科医院の4Pの設計は本当に横並びだと感じます。
 
 
「医療」ということで診療や広告に制限がありますので一般企業の様な個性の出し方はもちろんできないのですが、もう少し市場を分析して他医院との違いを出していけると思うのですがセルフプロデュースを苦手にされている院長も多い。
 
 
 
 
しかし、これからの時代においてはそれでは通用しません。
 
 
院長にも地域の経営環境を分析して4Pを設計し、セルフプロデュースをする能力が求められていくのです。
 
 
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