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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営に関する言いたい放題 その11 アラインメント  [2021年07月07日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
 
 歯科医院のアラインメントは事業収益に直結します。
 
(アラインメント)一列に並べること、調整・調節・整列などの意味を持つ言葉で、BtoBマーケティングの世界では、営業部門とマーケティング部門の密接な「連携」や「結びつき」を表す。さらに、マーケティングからセールス(営業)までをひとつの線でつなぐという意味合いで使われるケースもある。
 
 
 
 
だから医院全体の理想のオペレーションや人材配置、必要なスキルレベル、必要な時間、接客などを設計し、おこなうべきことが求められる品質でおこなわれているのか、連携は上手くいっているかを定期的にチェックしなければならないのです。
 
でないと提供する歯科医療の質が下がり収益が下がる。
 
 
 
例えば、新患が来院して「問診」「カウンセリング」「検査」をした後、患者が自分の病気をちゃんと理解して必要な治療を受けるのには「治療説明」や「コンサル」の仕組みを確立させる必要がありますし、ドクター、トリートメントコーディネーター、診療スタッフ、歯科衛生士などの連携力を高める必要があります。
 
でも、そのバランスは崩れやすく必要なパフォーマンスを維持するには途切れることのない改善が必要なのです。
 
 
 
 
歯科医院では産休や育休などでスタッフが一時的ではあってもいなくなりますので、能力が高いスタッフへの依存度が高すぎるのはリスクとなる。
 
そして新人スタッフとベテランスタッフでは「行動の目的」への理解度が違いますので、スムーズな連携ができるまでには時間がかかるのです。
 
だから業務を出来るだけ標準化してその仕組みのレベルを高めていくのです。
 
 
 
 
頑張って歯周病治療をおこないSPTや治癒後のメインテナンスで定期管理患者を確保しても歯科衛生士が不足して枠を一部閉じざるを得ない。
 
初診カウンセリングで患者の話をしっかり聞いてカルテに記入したのにドクターが見ていない。
 
忙しいからとドクターが治療計画を歯科衛生士やTCに丁寧に伝えない。
 
急患を受け入れ過ぎてかかりつけ患者が予約を取れないと転院した。
 
 
 
 
これらは、「処理能力」を「需要」が超えたことによって発生しており、経営者が両者をコントロールしようとしないことによって起こります。
 
 
アポイント帳が埋まってスタッフが走り回っていることで院長は安心するのでしょうが、
 
・治療単価が下がる
・クレームが増える
・離脱患者が増える
・スタッフや勤務ドクターが必要なことを省く
・患者の動機づけが弱くなる
 
などの事が発生していることに気づかないとどこかで躓くことになるのです。
 
 
 
多くの院長は売上の数字で経営を見ますので経営の質を見ることが出来ません。
 
 
しかし、収益システムの質こそが高い付加価値を生み出すのであって経営における生命線なのです。
 
 
 
 
売上が伸びているからと油断していませんか?
 
アラインメントを点検して「歯科医療の質」を落とさないチェック機能は働いていますか?
 
 
 
 
売上が低下し出す前に予兆に気づき、システムの修正とメインテナンスを怠らない。
 
大切だと考えます。
 
 
 
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