おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今日は「長期管理型歯科医院に移行する為の条件」を1回お休みして最近感じていることを書きます。
私は家族と一緒に自宅で母の介護をしているのですが、励ますことを心がけながらも時々厳しいことも母に言います(言うのもつらいですが・・)。
デイケアに行く日以外は母は座ったり寝たりして歩行をしないことも多く、当然、歩行しないと筋力も低下します。
腰と首に狭窄もあるので足のしびれや痛みでつらいのもわかるのですが、本人の希望は一人で歩けるようになることなのでケアマネさんと相談しながら出来るだけ運動してもらえるように接しています。
「歩けるようになりたい」と聞いて対応したら「痛いので歩きたくない」と言われる。
ダブルバインドですね。
「このまま母の言う通りにしてあげた方が良いのかも・・」と悩むことは何回もあります。
しかし、私はサルコペニアが進むことで母の未来がどうなって更につらい思いをするのかを知っているので、母の感情に寄り添いながらも「頑張って歩こう」と言い続けているのです。
母の望み通り一人で歩けるように寄り添っていきたいと思います(時々イライラもします(笑))。
ある時、「これって歯科医院経営も同じだなぁ」と気づきました。
歯科医院経営も上手くいく為にやるべきことは決まっています。
上手くいっている大きな歯科医院のマンパワーが足りている訳ではありませんし、院内に問題がない訳ではない。
逆に大きな組織ほど難易度の高い問題が起こる。
でも院長が諦めずに組織の成長と問題解決に取り組んできたからスタッフも成長して「問題解決力」が向上したのです。
歯科医院で成功するポイントは、理想を実現する為に
「やるべきことを」「出来ないと言い訳をせずに」「苦しくても続けること」だけです。
成功する院長は失敗しても苦しくても諦めない。しかし、上手くいかない院長は「出来ない言い訳」ばかりしてやろうとしないのです。
東京オリンピック、パラリンピックを目指して苦しくても努力を続けてきたアスリートはいま精神的にも不安だと思います。
しかし、彼らは夢をあきらめないので開催の結論がどうなろうと今できることに全力を尽くしているのです。
実現したい理想があるなら院長として成功に必要なことをやるだけ。
すぐにやるかやらないか。
ほんと、成功と失敗を分けるポイントはそこだけだなぁと思うのです。
苦しくても継続して諦めないメンタルを身に着ければ怖いものなしです。
先生の理想は何でしょうか?
そしてその理想を実現する為に苦しくても続けていることは何でしょうか?
私はクライアントの院長に「リタイア時」と「人生を終える時」に後悔をして欲しくはありません。
だから、院長の理想が実現するよう叱咤激励を続ける。
クライアントの院長が苦しい時でも傍にいて励まし支える存在でありたいと思います。
経営環境が大きく変化する今の時代は厳しくもありますがチャンスでもあります。
だから院長には理想の実現を諦めていただきたくはない。
「諦めた瞬間に理想が実現する可能性がゼロになる」
するとリタイア時に「あの時、諦めずに頑張っていたら・・・」と思い出してしまう。
歯科の患者アンケートで「若い時にちゃんと口腔ケアしておけばよかった」と後悔する人が多いのと同じですね。
そうそう、心が折れやすい院長には「金鉱まで残り3フィート」という本がお勧めですよ。
頑張ってくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00