おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
成功する院長と上手くいかない院長との違いの一つに素直さがあります。
成功する院長は教わったことをそのまま素直に実行するのに対し、上手くいかない院長はそこに自分の考えを持ち込むのです。
自分の考えで教わったことの一部だけ取り入れたり解釈を変えたりする。
しかし、教わった仕組みはすべてをそのまま取り入れなければ成果が出せないのです。
自分の考え方に固執しているから上手くいかないのに自分の考え方で評価して変えてしまう。
そして取組んで上手くいかなければセミナー講師の責任にしてしまうのです。
また、評論家の様に批評はしても実行しない人も多いのではないでしょうか。
「それは大きな医院だから出来るのであってうちでは無理」とすぐに諦めてしまうのも上手くいかない院長の共通点です。
一方、成功する院長は自分の医院に必要だと感じた仕組みをそのまま取り入れようとします。
もちろん、スタッフの成長度や経営資源によって100%を落とし込めない場合もあるのですが、実践しながら仕組みを100%に近づけていくのです。
そして取組むスピードがはやい。
また、学ぶ相手を選ばないので若い人たちからも学ぼうとされる。
スタッフの意見にも耳を傾け、スタッフからも学ぼうとする姿勢の院長は間違いなく上手くいきます。
スタッフも自分が提案したことに院長が真剣に耳を傾けてくれて感謝されると嬉しいので、また改善案を提案しようと思うのです。
若いスタッフの提案が当を得ていないことがあるのは当たり前です。
提案しようとする姿勢を評価するべきなのに提案内容に駄目だしばかりするから誰も提案をしてくれなくなるのです。
先生が自分の医院を発展させたいのならば、教わって納得したことは出来るだけ素直に再現しようとすることが大切です。
自分の解釈を加えては駄目なのです。
そして院長だけでなく幹部スタッフも一緒にセミナーを受け、落としこむ過程ではスタッフの意見を大切にすることをお勧め致します。
オリジナルを目指される院長も最初は守破離の「守」から始まります。
自分の医院に合う仕組みを素直にそのまま落とし込む。
それが出来る院長がこの激動の時代を乗り越えていけるのです。
テーマ:業務改善
Posted at 05:00