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◆歯科医院経営ブログ

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成功する歯科医院の院長に不可欠な能力 その8 モデリング力  [2021年05月17日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院経営を成功に導くには「モデリングする力」が不可欠です。
 
そして、その為には自分がモデリングする歯科医院を見極める力も必要なのです。
 
 
 
 
ロケットスタートができる数少ない院長は成功モデルをそのまま段階的にモデリングできます。
 
だから開業時から比較的規模が大きく将来的に拡張することを前提に医院が作られている。
 
 
 
 
しかし、ほとんどの院長は「積み上げ式」 で、到達したステージの少し上の医院をモデリングする必要があるのです。
 
 
今いるステージのはるか上のモデルを自分の医院に落とし込もうとしても、経営資源が足りないしスタッフの力量が追いついていないので上手く再現できない。
 
 
 
なのに、成功している大きな歯科医院を見学してそこでやっている事を取り入れようとする院長がいるのです。
 
すると「落とし込み」で必ずといって良いほど失敗します。
 
 
 
 
 
成功している歯科医院の院長は他の成功医院を見学しても
 
①自分の医院の仕組みの方が優れている
②自分の医院には合わない
③自分の医院にはまだ早い
④自分の医院に取り入れるべき
 
を見極め医院ブランドの統一性が崩れないように出来る。
 
 
 
一方、上手くいかない医院には過去にモデリングした形跡が残っています。
 
 
 
実際に医院を見学すると、
 
「これは〇〇医院式」
「これはコンサルタントの〇〇先生のやり方」
「これは〇〇セミナーで教えている」
 
というものが混在している医院が多い。
 
そして医院ステージに合わないものはやらなくなっているか中途半端な落とし込み方になって成果を出していない。
 
 
 
 
やはり所有する経営資源を把握しながら医院ステージを一段づつ上がる為に何を加えていくのかを最初は考えるべきで、経営資源が整ってチーム力が育って初めて三段飛ばしができるのだと思う。
 
 
質の高い経営資源を集め一気に上位ステージを狙えるロケット院長でない限りは、「積み上げ式」をどう上手くやっていけるかだと思います。
 
 
大きな歯科医院のように質の高い歯科医療を提供したいと思われるお気持ちは尊いのですが経営にはステージがあるのです。
 
 
 
大きな歯科医院にはより困難なステージが待っていますし、小さな歯科医院では上のステージに憧れは抱きながら目の前のステージを一歩づつクリアしていかなければならない。
 
憧れの診断機器も経営の体力を強化してドクターの治療技術を磨きスタッフの歯科医療従事者としての成長を実現して初めて導入できるし、その診断機器を活用できる。
 
医療であってもBSC(バランススコアカード)を重視して戦略を考える必要があるのです。
 
ちなみに私は①財務の視点②顧客の視点に③医療の視点を加えたBSCを使ってクライアントの戦略を立案しています。
 
 
上記の三つの視点が成立することによって歯科医院経営は成功に向かうと確信しているからです。
 
 
 
医療の視点は大切ですが財務の視点や顧客の視点が成立しないならば時期尚早。
 
 
だから導入するかどうかの正しい判断をする為には院長の「モデリング先の選択」と「落とし込みの力」「スタッフの成長度」が問われるのです。
 
 
先生はご自分の医院のステージに合うモデルを落とし込んでおられますか?
 
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