おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
成功する院長に共通して備わっているもの、それが「決断力と実行力」です。
大きな壁(理想)があると乗り越えたいと考えられるのも共通点でしょうか。
成功する院長は「医院経営」「理想の歯科医療」にとって必要だと考えるととにかく行動に移す。
行動しながら修正点を探して成功イメージに近づけていかれるのです。
また、緻密な経営戦略を立てながら着実に行動に移すタイプの成功院長もおられます。
そしてどちらの院長も「必ず成功する」というイメージを描けている。
一方、歯科医院経営で上手くいかないことが多い院長の共通点は「完璧志向」であることです。
成功できると確信できる経営計画を立てられるまで動こうとしない。
しかし、最初から完璧な計画などあるはずはありませんので結局は行動しないことに繋がるのです。
行動しようとしたときに「失敗イメージ」が強いのも上手くいかない院長の特徴です。
結局は「リスクを取る」ことをどれだけ受け入れられるかという問題です。
不安感情がない院長はいませんし大きな決断をする院長ほど不安は大きいのです。
でも、自分の理想の為に行動し続ける。
歯科医院経営でもリスクを大きく取らないと成功しない戦術も多いので、リスクを取れる院長は最終的に成功する確率が高くなりリスクを取れない院長は成功する確率が低くなる。
例えばプラットフォーマーはシェアを取る為に莫大な資金を市場に投資して、シェアを取ってから資金を回収し大きな利益を生むという戦略を取ります。
だから、資金力がない企業は参入しても勝てないのです。
リスクを大きく取れる場合はリターンも大きくなりますが、リスクを恐れて小さく投資するする院長はリターンも小さい。
後者の院長は小規模な経営投資を繰り返しますのでお金は出ていっても経営効果は小さく、資金を回収できなくなるのです。
どこに投資すれば収益に繋がるのかを知っていて集中投下できるのも成功する院長の特徴です。
そういえば私は開業団体に勤務していた時代に院長の経営的な決断をサポートする「決断サポート」という経営相談サービスをやっていたことを思い出しました。
それ位、失敗を恐れて決断することを迷っておられる院長が多かったのです。
「院長の経営的な不安を解消して診療に集中していただきたい」
そう思っていましたし今も同じ考えでいます。
事業計画の成功確率を検証しながらも成功を信じてすぐに決断し実行していくのか?
それとも100%成功できる方法を探して結局行動しないのか?
決断するのは先生です。
今の時代は攻めなければジリ貧になっていく時代です。
さあ、どうされますか?
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00