おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
先生の医院の受付カウンターはどんな感じでしょうか?
狭い医院ではカウンターを高くして受付の事務用のスペースを確保している。
また、医院によってはカウンターの一部を低くして椅子を置いています。
院長がイメージされる受付像によって受付カウンターの位置づけは結構違うのです。
私は高さのある受付カウンターを「要塞」と呼んでいます。
要塞の上にカレンダーや花や広告プレート、電動歯ブラシ、紹介名刺などを並べて患者に接する一部だけを空けてある。
いかにも、「受付」と「会計」の時以外には話しかけないでと主張している様です。
実際に受付カウンターによって受付スタッフと待合室の患者との心理的距離は遠くなっていますので、今後、自動会計機やマイナンバー資格確認、デジタル診察券などが普及していくのに応じて段階的に受付をなくして治療室と待合室の患者を繋ぐコンシェルジュを置いたほうが良いと私は考えています。
最近ではコロナ対策のアクリル板によって患者との距離は更に離れています。
仕方がない面もあるのですが、やはり患者との距離が遠いと”寄り添い力”が弱くなる。
だから、コロナの感染対策は重視しながらも患者とのコミュニケーションを強化する方法を考える必要があるのではないでしょうか。
これからオンライン時代になっていきます。
医科の方では当たり前のように「電話再診」がおこなわれ、地域の薬局が医療機関と患者を繋いでいる。
電子処方箋が導入されていくことも決まっています。
しかし、だからこそアナログが大切になる。
このブログをお読みの方々には制限がある中でもぜひ受付カウンターの見直しをしていただきたい。
そして、患者が気軽に話しかけられる環境を作っていただきたいのです。
デジタル化には対応しつつもアナログ力を磨く。
その事によって歯科医院は輝くのです。
先生の歯科医院の受付はいかがでしょうか。
受付カウンターをどのように設置されますか?
コロナ渦であっても受付を要塞にしてはいけない。
私はそう思うのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00