↓クリック
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私はアポイント枠の決め方が「医院の質」と「経営」を決めると思っています。
例えば1枠を短くして1枠で算定する点数を上げれば生産性は高くなります。
根治で何回も通う患者の予約を入れるよりも新患の予約が入る枠を空けておいた方が売上が高くなる。
しかし、そういう考えで治療枠や衛生士枠の長さを決めたり予約を入れていると提供する歯科医療の質が向上せずに空き枠があると院長はイライラする様になっていきます。
実際には治療するドクターによって同じ処置でも必要な時間は違います。
歯科衛生士も同じ内容の施術をこなすのに必要な時間は違う。
それを15分単位、20分単位、30分単位の倍数で予約枠を決めるのでどうしても無理や無駄が生じるのです。
また、歯科医院によっては新たな人材を迎える時期であり、また去っていく人もいるでしょう。
それによって院内の処理能力が変化することは見逃せません。
当然、新人スタッフはまだ戦力にはならず、逆に先輩スタッフは新人スタッフを指導するという負荷がかかります。
誰かが退職すれば他のスタッフに負荷がかかりますし、戦力が低下した状態で同じアポイント量をこなそうとすれば当然無理がでて何かが犠牲になるのです。
だから、院内の質を保とうと思えば院長はパフォーマンスが最大になるようにアポイントの取り方を改善しなければならないのです。
何となくいつもの診療が疲れる。
何となくスタッフの表情が硬くてバタバタしている。
スタッフのミスが増えた。
患者からGoogleマイビジネスにマイナス口コミが複数書き込まれた。
院内がいつもより片付いていない。
これらは危険信号で、アポイントを改善しなければいけないことを教えています。
また、最近ではコロナによって急患が増えていますので、その急患をどう扱うのかでも患者が感じる院内の雰囲気は変わるのです。
院長がイライラするとスタッフが緊張して患者に伝わる。
アポイントを詰めすぎると”かかりつけ患者”が予約を取りにくくなる。
かかりつけ患者を大切にする長期管理型歯科医院を目指しているのに・・・・
その事が経営面でも影響していきます。
だから、アポイントの取り方を工夫し続けることが何よりも大切なのです。
アポイント枠を戦略的に見直していける院長が上手くいく。
そう思います。
Posted at 05:00