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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長は事務長を採用するべきなのか?  [2021年02月06日]
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
比較的規模の大きい歯科医院には事務長がいることがあります。
 
しかし、「事務長」といってもやっていることは医院によってバラバラ。
 
 
 
いままで院長やスタッフがやってきた
 
 
・レセプト業務
・算定漏れチェック、改定対応
・労務管理
・チラシ作成
・コンプライアンス順守への対応
・厚労省通達などへの対応
・ミーティング準備と記録
・連絡事項の徹底
・経理全般
・歩合計算
 
などをやっている事務長もいれば、
 
 
 
・経営指標チェックと改善、管理実務全般
・経営計画立案補助
・スタッフ面談
・ホームページ事業者とのやり取り
・リスティング広告アクセスチェックと改善
・個別指導対策
・助成金や補助金の申請
・スタッフ採用
・スタッフ面談、スタッフマネジメント全般
・スタッフ問題解決
・患者クレーム対応
・営業事務、秘書的な役割
 
など、渉外や経営戦略、計画立案などの「経営全般」に関わる方もいます。
 
 
 
どんな仕事を事務長に任せるのかというよりは、どんな能力の事務長を採用できるのか?に依存する部分も多く、院長が理想とする組織を実現するのには採用戦略が重要となる。
 
 
事務長が上位概念の戦略に関われるほど院長の負担は減らすことができますので、教えながら育てることも必要だと思います。
 
 
 
また、事務長が他のスタッフから信頼されることは不可欠です。
 
しかし、事務長がスタッフの意見の代弁者になったり院長の意見の代弁者になってしまうと上手くいかなくなるので注意が必要です。
 
 
 
事務長は活かすことができれば組織の発展を加速させることができますが、育てることができなければ組織が停滞する要因にもなります。
 
まずは事務長を採用しようか考える前に、組織図を書いてパワーバランスや果たすべき役割について明確にしておく必要があります。
 
 
そして、役割を果たせる能力を持った人材が見つかるまで根気よく探した方が良いと思います。
 
 
一般的にはスタッフ数が増えて労務管理や経営管理実務が増えてくると採用されることが多い事務長ですが、優秀な人財が見つかればこれからは中規模歯科医院が採用することも経営を加速させるために必要かもしれません。
 
 
 
組織を発展させるには「役割」を考え、そして段階的な権限委譲を考えることです。
 
自分が楽になりたいと安易な気持ちで事務長を採用することだけは避けてくださいね。
 
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