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歯科医院経営コーチの森脇康博です。
おはようございます。
地域にもよるのですが10年経てばう蝕治療のニーズは大幅に減少している。
それは若年層のう蝕率の低下だけが原因ではありません。
70歳を超えると歯科医院受診率が低下を始めるからです。
私は歯科医療はエッセンシャル(必要不可欠)であり、コロナの感染拡大に関係なく生涯通うことが必要だと考えています。
しかし先生の歯科医院が患者にとってエッセンシャルかどうかは別問題なのです。
先生の歯科医院が患者にとってエッセンシャルでないと
・コロナの感染拡大によって影響を受ける
・継続管理を大切だと考える患者が増えない
・結果、医院の経営が段々厳しくなる
ということが起こります。
西村経済再生担当大臣は各企業が社員のテレワーク率を70%に引上げる努力をするよう要請する考えを明らかにしました。
これが歯科医院経営にも徐々に影響してくる。
これから4月以降に院長がおこなってきた経営面のコロナ対策の真価が問われるのです。
では歯科医院が患者にとってエッセンシャルになる為には何が必要なのでしょうか?
それは、歯科医院が患者の頭の中に築いてきた「プレファレンス」です。
プレファレンスは、
・ブランドエクイティ(資産価値)
・価格
・製品パフォーマンス
で構成されます。
貸借対照表では表記されない「ブランドエクイティ(無形資産)」がどれだけ積みあがっているのかで「負債」を引いた純資産が変わってくるのです。
プレファレンス全体を高めることで医院ブランドに対する患者の信頼は揺るぎのないものとなります。
「〇〇先生の言うことなら間違いない」
「〇〇歯科医院なら任せていても安心」
となるのです。
ブランドエクイティを積上げるには医院理念とビジョンが末端まで浸透しているのかが問われます。
血液で言えば毛細血管まで浸透していればスタッフの動きが変わってくるからです。
多分、コロナ感染拡大の時のスタッフ一人ひとりのの患者対応にもそれが表れている。
理念とインプットが充実していても患者はアプトプットで評価するので、スタッフ一人ひとりの行動に落しこめなければ「理念は立派なんだけど・・・」となってしまうのです。
ブランドエクイティを無形資産として地道に積み上げてきた歯科医院は患者にとってエッセンシャルとなり、長期管理時代も問題なく乗り越えていける。
歯科医療は間違いなくエッセンシャル、では先生の医院はいかがでしょうか?
Posted at 05:00