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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長には未来を予測し対応する力が必要  [2019年11月21日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
令和2年歯科診療報酬改定の具体的な論議が始まりました。
 
来年の診療報酬がどう変わるのか?
 
医療機関の院長にとっては当然気になる。
 
 
 
でもそれだけではフルマラソンで言えばコース全体を視ずに今しか見ていないことになります。
 
 
 
来年の診療報酬改定は2025年の「医療構想」や「第三次医療費適正計画」の達成に向けた1ステップに過ぎない。
 
 
だから、走っている目の前にころがっている石ころを気にするだけでなく、42.195km全体を視て今はどんな走り方をするのかを考える必要があるのです。
 
 
そこを私はサポートしたい。
 
 
「森脇の強みはなんだろう?」と考えた時、手前味噌ではありますが
 
①国が進める医療福祉政策の裏側が予測できる
②海外を含めた経済がどう動いていくのかを予測できる
③人口減少や少子高齢化の影響など、今後日本が直面する問題を理解している
④歯科医院経営全般について熟知している
⑤経営環境の変化を読み、歯科医院がどう対処すれば良いのかを知っている
 
そして、何よりも歯科医療としての「正しい」から歯科医院経営を捉えていること。
 
そう思ったのです。
 
 
①と②につきましては、大阪の開業医団体に勤務した30年間では「政治」「医療政策」についての情報に常に触れる環境でしたので、政策などの読みには自信があります。
③の人口減少や少子高齢化につきましては開業医団体から独立開業した7年前から興味を持ち情報を集めてきました。
 
④の歯科医院経営の知識につきましては、元々マーケティングに興味があり書籍だけでなくセミナーにも参加しましたし、私が講師になった経営セミナーも開催していました。
 
⑤それらの知識や経験から、国の政策や歯科医療の未来がある程度は予測出来る様になったのかな?と思います。
 
 
歯科医療の「正しい」を追い求めることにつきましては、開業医団体勤務時代に多くの院長から「歯科医療への想い」「在り方」を教えていただいたので、「息を吸うように」自然に身についています。
 
でも、真摯に歯科医療の質を高めたいと考えられる院長の困難には寄り添いたいと思いますが、ビジネス的に歯科医療を捉えている院長、スタッフに偉そうにしている院長、楽をして上手くいく方法を探す院長にはまったく興味がない。
 
 
 
 
おっと、大幅に脱線しました。
 
 
院長はマラソンの42.195kmを予測して、これからの3kmの走り方を考えなくてはならない。
 
私はそう考えています。
 
 
前に行きたいのを我慢して体力を温存する時もあるでしょうし、無理をしてでもスピードアップしなくてはならない時もあるでしょう。でもそれも、ゴールからの逆算ができるから成立する。
 
 
 
未来を予測するには自ら情報を入手して、分析しなければいけない。情報には誘導性があることを熟知して裏側を読む癖をつけなけれなならない。
 
 
 
または、分析済の情報を入手することです。
 
いま検討されている令和2年歯科診療報酬改定の論議もマラソンコースのゴールがどこにあるのかを予測して動かなければ経営対策は対処療法になるのです。
 
 
そして入手した情報と医院が所有する経営資源を見て中期経営計画を決定し、カスケードダウンして単年度計画を進めるのです。
 
 
 
 
私が受けている感覚ではまだ、歯科医院の2025年問題を正しく理解して動けている院長が少ない。
 
・歯科料金属の高騰
・人件費の高騰
・スタッフと事業主の社会保険料負担増
・う蝕患者の減少(補綴減)
 
はジワジワと歯科医院経営のキャッシュフローを悪化させています。
 
 
ここに
・働く人の非正規化(貧困化)
・働き方改革による平均所得の低下
・税や社会保険料負担増
・医療の一部負担金の増加
 
などが加わり受診抑制が進むのです。
 
 
先日おこなわれた兵庫県宝塚市役所の「就職氷河期世代(30歳代半ばから40歳代半ば)」向けの職員募集に1600人もの応募があり、応募者の2人に1人は無職であったというニュースが衝撃を与えました。
 
 
これらの世代はこれから歯科医院に通院する機会が増えてくる世代でもあります。
 
何が言いたいのかはわかりますね。
 
 
この様に情報を集めて分析していくと、患者の健康と歯科医院経営に及ぼす影響が見えてきます。
 
院長は経営者として未来を予測して経営対策をおこなう必要がある。
 
 
私はそう考えています。
 
 
 
 
 
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