歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院を経営していると少しづつ治療コンテンツやそれに関する事務作業が増えてきます。そして、その治療コンテンツが少しでも売上を生んでいたら止めることが出来ないのです。
歯科医院経営で成功している院長の特徴は、新しいコンテンツを導入するのも早いし見切りをつけるのも早いのです。
どんな経営においても大切なのは「固定費の使い方」です。
固定費が売上を生む領域に多く配分され、生産性を上げることが出来ればキャッシュが増えて再投資できますが、固定費が売上を生まない領域に多く配分されていればキャッシュは増えずに眠ってしまうのです。
歯科医療の質を高めるために、売上を生まない領域に固定費を投下することは当然あります。しかし、それは経営の体力と相談する必要がある。
私はあまり使っていない設備などは「除却」してしまい、キャッシュフローを改善するべきだと考えています。
また、ただ院長が把握したいだけで経営に活かせていない管理実務(数値の集計など)は、止めてしまう方が良いのです。
滅菌器の掃除をサボると故障してしまうのと同様に、医院設備や管理事務、オペレーション、院内ルールも掃除してあげなければ無駄な経費を垂れ流すことになります。
一から新しい歯科医院を建てるとしたら何が必要かを考え、頭の中で一から構築してください。どうしても必要なものだけ残して頭の中で診療をシミュレーションしてみましょう。
さあ、長年の診療で院内システムのあちらこちらにゴミが溜まっています。
それを思い切って捨ててしまい、経営資源を有効に使ってください。
男は溜め込む生き物、女は捨てる生き物。
何が無駄なのかはスタッフが一番知っていますよ。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00