歯科医院の経営改善や組織づくり、ホームページや看板の活用法指導やスタッフ育成の仕組みづくりをサポート。か強診を活用した長期管理型の歯科医院づくりなど。開業医団体で30年の勤務経験があり安心してご依頼いただけます。

 
◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

働き方改革で歯科医院経営が大ピンチ!  [2019年08月16日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
宅急便のヤマトホールディングスが大幅値上げをしたにも関わらず赤字を出した、という事が話題になっています。
 
理由は人件費の高騰と、値上げによる取扱い数量の減少です。
 
 
 
歯科医院でも人材不足が深刻になっており、大きな歯科医院を中心に労働環境の更なる改善を進める院長が増えています。
 
 
国が進める働き方改革では
 
・一人あたりの労働時間が減る
・人件費が増える
・事業の機会損失
 
 
という事が起こります。
 
人材の確保の為に採用費が膨らみ、退職防止の為に人件費が増えていくのです。
 
それ以外にも、間接的に
・来院できる患者が減る
・受診抑制に繋がる
・急患が増える
・健康の二極化が拡大する
 
 
 
 
ここで経営対策を誤る院長が増えます。
 
それは、医院の収益性が低いのに退職防止の為に、経営の体力に見合わない過剰な待遇改善をしてしまうことです。
 
 
歯科医院で働くスタッフの「働きやすい環境づくり」は必要です。
ただ、同時に収益性を改善する対策をおこなわなければ「損益分岐点比率」を高めて赤字体質になるだけなのです。
 
 
 
 
 
すべての院長が「働きやすい環境づくり」をおこなう為にやるべきこと。
 
それは「収益性の改善」と「収益額を増やす」ことです。
 
 
例えば商品が毎日100個売れるとして、
 
売値が100円で経費が90円なら、
(100-90)×100=1000円が利益です。
 
これを100円の売上で経費を85円に引き下げられると、
(100-85)×100=1500円と利益が50%増えるのです。
 
逆に、
 
間違っても自費治療費の値下げはしないでください。大きな歯科医院が戦略的に使う以外は値下げは最悪の経営対策です。
 
 
 
歯科医院は固定費モデルなので、売上を生む為に必要な固定費はしっかり使い、そして変動費を抑えて収益性を改善していくことが必要です。
 
そして、収益性の高い治療コンテンツを育てる必要があるのです。
 
 
 
 
現在のまま、歯科医院の院長が収益性の改善に取り組まなければ、院長のリタイア後資金を食いつぶし「働き方改革倒産」も起こりうる。
 
 
そう危惧しています。
 
 
 
「経営環境分析」「経営診断」を開始しました
・新規開業
・既存開業
の医院で
・開業地の現在の経営環境や未来の経営環境予測を知りたい
・決算書(申告書)や診療データーを分析して欲しい
 
というご希望がありましたらご依頼ください。
地域と医院の特徴に応じた分析をおこないます。
 
 
 
 
  経営のコーチングに関するご相談は
Posted at 05:00
 
<<  2024年04月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
森脇康博のFacebook
講演依頼
プライバシーポリシー
三方よしビジョン達成サポートのホームページ