歯科医院経営コーチの森脇康博です。
スタッフの育成で悩まれている院長は多いと思います。
基本的には「スタッフが”頑張ろう”と思える状態をどうやってつくるのか」という事なのですが、なかなか思うようにはいきません。
スタッフマネジメントで一番難しいのは「外発的動機づけから内発的動機」への移行です。
「指示」「怒り」「評価」「褒める」「報奨を与える」などのコントロール手法に依存しすぎると、コントロールし続けなくてはならなくなり、スタッフが自走する組織にはならないからです。
スタッフが自走する組織になるには前提条件があります。
それは、
①院長の理念とビジョンが明確
②院長の言葉と行動が一致している
という事です。
まず、院長がブレないこと。
そしてスタッフが院長を尊敬できなければ組織づくりはどこかで躓きます。
スタッフからの尊敬のポイントは
①治療技術を真摯に高めようとしている
②患者と真摯に関わろうとしている
です。
医療の現場では「歯科医療従事者として成長しよう」とする姿勢が尊敬を集めるのです。
院長がスタッフから尊敬されて初めて「巻込み力」が生まれます。
正しいと思うことに寡黙に取り組む院長にスタッフは「応援したい」「自分も取組みに参加したい」と思うからです。
歯科医療従事者として真摯に高めようとする姿勢をスタッフに見せ続ける。
そして、人として歯科医療従事者として大切な価値をスタッフに伝え続ける。
それが何よりも大切です。
巻込み力ができていけば、多くの院長が苦手にする「院長室を片づけられない」というマイナス点は、スタッフは大目に見てくれますよ(笑)
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Posted at 05:00