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◆歯科医院経営ブログ

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壁にぶつかった歯科医院の院長が壁を乗り越えるには?  [2019年05月18日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
 
院長には理念経営を重視する方とそうでない方がいらっしゃいます。
 
 
ホームページを作成する時に業者さんから言われて苦労して理念を考えた方も多いのではないでしょうか。
 
 
 
 
私は理念経営はとても大切だと考えています。
何故なら、スタッフと患者に組織の存在価値が伝わり、スタッフが何をするべきなのかが明確になるからです。
 
 
 
 
①創業精神(WHY=なぜそれをやりたいのか?)
②経営理念(ミッション、価値判断基準)
③ビジョン(3年・5年・10年)
④各分野の目的地(目指す場所)の明確化
 ⇒目標設定(達成レベルと期間)
⑤戦略(どの方向にどれだけ進むのか)と方針(目的に向かう上での拠り所)
⑥戦術⇒単年度計画(戦略や方針を達成する上での具体的な方法)
⑦権限と行動規準の明確化
⑧PDCAを回す仕組み
 
 
 
①から順に考えて⑧までやり切る医院文化をつくるのが院長の役割です。
 
理念経営では①~⑧まで揃って初めて本当のパワーを発揮できるのです。
 
 
だからと言って上記の①~⑧までの全部を先に考えないといけないとは思わないでくださいね。最初からすべてを考えても大した物はできません。
 
 
 
 
 
①⑥に基いてとにかく行動を始める。
 
行動を始めてみると壁にぶつかる時がきます。医院ステージアップの壁です。
 
その時に上のステージにいる院長のやり方を学びながら必要な部分を考えて明確にしていくのです。
 
そして上のステージに行くほど①~⑧の必要性が増していきます。
 
 
また、最初から①②が明確で③~⑧が苦手な場合は、経営で苦労すると思います。
 
 
 
 
一番多いのが⑥「戦術」しか存在しない院長です。
 
「理念なんて考えても役に立たない」と言うのは売上が上がらないことを指す様ですが、⑥の戦術しか考えていないから、スタッフや患者から支持されず、外部マーケティングでしか患者が増えていかないのです。
 
 
 
 
 
組織が大きくなり、スタッフが成長するのにつれて必要になるのが権限委譲ですが、まずはティーチングでスタッフのレベルアップを進めることが必要です。
 
スタッフの成長が権限委譲レベルに達していないのに権限を委譲すると、低いレベルの事しか実現できず、スタッフは苦悩します。
 
 
スタッフのレベルが上がるのにあわせ、権限を委譲して上位概念に関わるスタッフを少しづつ増やしていきます。
 
すると組織に厚みがでてくるのです。
 
 
①~⑧のステップを段階的に準備し、さらに発展させていく。
 
とても重要です。
 
 
 
 
 
 
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