歯科医院経営コーチの森脇康博です。
ある歯科医院のスタッフ採用面接で、
新卒で他の歯科医院で務めたものの上手くいかず、紹介で応募してきた歯科衛生士がこう言いました。
「先生はどんなスタッフに働いて欲しいですか?」
院長はこう答えました。
「そりゃあ、成長したいと考える人だよ」
この一言で、その新卒歯科衛生士は「ここで働きたい」と思い、院長は「働いて欲しい」と紹介会社に伝えました。
人には元々「成長したい」という思いが備わっています。
しかし、成長の過程でいろんな経験をすることで、成長を諦めてしまう人がいるのです。そして効率的に生きることを選んでしまう。
院長がスタッフを採用するとき、選ぶべき人は「成長の為の努力を続けられる人」です。
ウサギとカメでいえば「カメタイプ」の人なのです。
努力が続けられれば、時間がかかっても成長していくのです。
(待てる限度はありますが・・・)
一方、ウサギタイプは手先が器用ですが、追いかけてくる人がいないとサボるのです。「未来の自分」と比較せず、同年代の周りとの比較で自分の優位性を確保しようとしますので、やっかいです。
未来の自分との比較ができるウサギタイプが採用での理想ではありますが、歯科医院にはなかなか応募してきませんので、「未来の自分と比較するカメタイプ」を採用するのです。
人材難の時代ではありますが、自分の未来にフタをする人、自分の未来と比較できない人は取らないと決めた方が良いと思います。
我慢できずに採用すると、院内をかき乱して他のスタッフが辞めてしまうからです。
テーマ:スタッフ育成、チームビルディング
Posted at 17:00