歯科医院経営コーチの森脇康博です。
院内の改革を進める時、欠かしてはいけない視点があります。
それは「経営・財務の視点」から考え始めることです。
例えば、「3年後にメンテナンスの売上を2倍にする」と決めるのです。
そして、その為に必要な目標数を書き出す(財務の視点)。
①担当衛生士の生産性、月〇円
②DH枠の稼働率、〇%
③メンテナンス移行率、継続率、〇%
④ユニット台数、〇台増
⑤新患数、月〇人
次にメンテナンスの売上が2倍になることでの患者のメリットを書き出します(顧客の視点)。
三番目には「そのことが地域医療にどう貢献するか(医療の視点)」を書き出す。
そして上記3つの視点から
①業務改善、行動計画
②人材育成、組織改革
を具体化するのです。
計画を立てる場合には必ず
①財務の視点
②顧客の視点
③医療の視点
の3つが揃う必要があります。
医療の視点から見ると正しくても財務の視点が抜けていると、患者の未来とスタッフの未来を守れません。
財務の視点から見ると正しくても、医療の視点や顧客の視点が抜けているとスタッフや患者がついてこないのです。
そして医療の視点では正しくても顧客の視点が抜けていれば「幸せにしてあげたい」患者が集まらない。
スタッフにミーティングで話す時には3つの視点が入っているかを先に確認してくださいね。
院長が考えた改革案が3つの視点に合致していれば、スタッフや患者に自信を持って提案することができ、共感を集めることが出来るのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 20:00