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◆歯科医院経営ブログ

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インプラント治療の必要書類は欠かさずに  [2019年03月25日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
突然ですが、先生の歯科医院でインプラント手術を受けた患者の何%がメンテナンスで通っていますか?
 
インプラント治療の
①治療計画書
②治療説明文書
③見積書
④同意書
は揃っていますでしょうか?
 
 
 
独立行政法人 国民生活センターの調査では、インプラント手術をおこなった患者でメンテナンスを受けていない患者は36.6%いるそうです。
 
手術にあたり、術後のメンテナンスの必要性について、口頭でも文章でも説明していない歯科医院は5.2%、説明を受けたが理解出来なかったが3.8%でした。
 
 
メンテナンスの必要性について口頭で説明はしているが、文章を渡していない歯科医院は49.4%ありました。
 
 
 
 
欠損補綴においてブリッジやデンチャーよりもインプラント治療のほうが満足度が高いという結果が出ています。
 
ですが、術後のトラブルも報告されています。
 
トラブルの多くは診断や治療技術に関するものですが、事前の検査や治療説明を問題視する報告もありますので、患者満足度を高めていく為にもインフォームドコンセントについての点検をお勧めします。
 
 
ポイントは言葉だけではなく説明の文章も渡すこと。そして、確認項目をチェックしてもらい確かに説明を受けて同意したという確認のサインを頂くことです。
 
 
 
患者は治療説明を受けても内容が難しいと感じます。そして時間が経つと説明内容も忘れてしまう。
 
一方、医院のリスクとしては、丁寧に治療の説明をしたとしても、後から患者に説明を受けていないと言われると証明が出来ないのです。
 
 
 
インフォームド・コンセントの徹底が求められています。患者がリスクもメリットも理解した上でインプラントという治療法を選んだという確認を、文章で残しておくことは大切だと考えます。
 
 
 
また、患者が理解しやすい様に説明資料を準備して、インプラントについての説明と質問の場を別途設けることもトラブルを未然に防ぐ為に必要です。
 
 
せっかく患者満足度が高いインプラントですので、インフォームドコンセントを徹底して、患者が必ず定期管理に訪れるよう事前に確認を取りませんか。
 
 
 
 
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