歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今回は「歯科医院が超えるハードルが高くなってきた」です。
国が歯科医院と歯科医師、歯科衛生士に求める「理想」が少しづつ明らかになってきました。
2年後には新しい臨床研修制度が始まりますし、地域包括ケアにおける在宅歯科医療のあり方も、第七次医療計画の中間見直しに合せて検討が始まります。
来年は診療報酬改定もありますので、それに合わせて”か強診”などの基準も見直される可能性があるのです。
いま国が進めているのは医療機関、薬局と医療従事者の質の向上です。
”国が考える医療機関像を実現できる歯科医院だけが残ってくれれば良い”
そう考えているのです。
国が課してくる高いハードルを越えるのか、それとも、売上が減ってもあえて戦略的に越えない判断をするのか?
院長は判断することが必要です。
「国が課してくるハードルを越えていく」と決めたなら、必要なのは経営を強化していくことです。
ハードルを越えていくには
・マンパワー確保とレベルアップ
・経営の体力
・地域に合せた戦略
が必要だからです。
また、国のハードルを越えるだけでは経費と手間が増えるだけで経営にプラスにならないことをご存じでしょうか。
「か強診を取得したけど、活かせていない」という院長も多いのです。
どういう戦略を立てて収益につなげ、国の医療費削減政策を乗越えていくのか?
船長としての舵取りが重要になっています。
Posted at 05:00