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◆歯科医院経営ブログ

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患者も院長も?人間は現状維持を好む生き物  [2019年01月30日]

歯科医院経営コーチの森脇康博です。

 

 

今回は「人間は現状維持を好む生き物」です。

 

例えば、患者には

①口腔内に異常を感じればすぐに医療機関を受診するタイプ

②受診への大きなストレスから「受診するか?」という判断を避けるタイプ

 

がいます。

 

後者は心理的負荷のかかる意思決定を避け現状維持を選ぶのです。

 

②の意思決定を避けるタイプの患者は、症状が悪化して来院したとしてもなかなか意思決定ができません。

 

「ストレスが大きいと動かないことを選ぶ」というのはラットによる実験でも確認されています。

 

 

 

昨年の11月に日本歯科医師会がおこなった「歯科医療に関する生活者調査」で「もっと早く治療しておけばよかった」「歯の健診・治療を先延ばししがちな日本人、4人に3人は後悔している」というタイトルにある様に、調査は「人は意思決定を避ける生き物」だということを表わしています。

 

それでも急患を繰り返す患者に「きちんと治療を受けましょう」と言い続けることは大切だと思います。親身になって患者と接することで、たとえ数パーセントであっても継続的な治療を受けることを決断する患者が出てくるからです。

 

人生が上手くいく人の共通点は「意思決定が早い」です。

意思決定のストレスから逃げることなく「決定」して「行動」するかしないかの違いなのです。

 

患者も医療機関を受診する意思決定ができないと健康の悪化に対処できないのです。

 

医療機関には「意思決定をするのが怖い」人達が多く来院します。

そういう患者に寄り添い、勇気づけ、患者が治療に向き合うことが出来れば、チームのモチベーションを高めることができるのです。

 

ただ、すべての患者に寄り添える訳ではありません。

患者が人として守るべきマナーがありますので、医療機関として真摯に向き合っても「ラポール」を築けない場合もあるのです。

 

 

意思決定が苦手な患者に一歩目を踏み出していただく。

 

その為に、どんなコミュニケーションシステムを構築し、どんな医療サービスを提供しますか?

 

 

 
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